発酵の途中で生地を発酵容器から取り出し、軽く押さえてガスを抜き、折りたたんで発酵容器に戻し、再び発酵させる作業。次のような効果があります。 1.パン生地中にある大きな気泡を多数の小さな気泡に分散させ、パンのすだちがきめ細かくなる。2.生地に圧力を加えることにより、グルテンを刺激し、グルテンの膜が膨れて行くときの張力(抗張力)を強化する。その結果、パン生地がふくらみやすくなりボリュームが出る。3.アルコール類を放出し、新たに空気中の酸素が生地に入ることにより、イーストの活性を強める。これにより炭酸ガスの発生が増し、パンのボリュームが出る。 |