卒業生のインタビュー



卒業までに、プロの世界で通用するレベルになるために、
どんな練習や学び方が必要ですか?

Fantagista21 代表/メートル・ドテル
サービスの上達に必要なのは、才能ではなくトレーニング。
日本で初めて世界一のメートル・ドテルになれたのも、努力を重ねたからこそ。
料理人として生きていく覚悟を決め、がむしゃらに頑張った学生時代。
基礎ができて、初めて応用ができる。
寂しくてベッドで泣いたこともありましたが…
将来は一流のグランシェフになるという夢があった。
「これからサービスの時代がくる」…憧れの人の一言で心が決まった。
サービスの道で生きていく。思いは固まっていたが、そこには大きな関門があった。
父親に恩返しをするため、生活のすべてをコンクールに捧げた。
結果を出さなければ示しがつかない。
悔しさをバネに、必死に努力を続けた。
生活のほぼすべてをコンクールに捧げた。
前へ前へという感覚で挑戦。
世界一になると、広く教えを請われるように。
疑問をもち、想像するプロセスを習慣づけることが大切。

KiKi オーナーシェフ
料理の勉強にとことん没頭しましたね。
高校3年間、料理の勉強を我慢していたという気持ちがあったので…
中学入学を前に、“アートの島”としても知られる佐久島に家族で移住。
命をいただくことへの感謝が芽生えた、離島での自給自足の暮らし。
プライベートな時間も、知識の吸収やスキルアップに費やした。
オールジャンルを学べたことが財産に。
「もっと学びたい」という想いが高まり、辻󠄀調グループのフランス校へ
実地研修先のシェフからとてもかわいがってもらえた。
オーナーシェフとは今もつながりがもてている。
「父と同じ厨房に立ちたい」という気持ちが強まっていった。
陶芸教室に通い、器づくりも始める。
日本最大級の料理人コンペティションで最年少受賞。
チャレンジし続け、3年連続で入賞を果たす。
各地の料理人と情報交換できるのもありがたい。
料理人にとって、“一”を知ることはとても大切。
子どもたちへの食育もスタートさせる。
若い料理人を立派に育て、彼らが活躍できる店舗を増やしたい。

オーベルジュ・ド・プリマヴェーラ オーナーシェフ
本気でやれば“食”の世界なら大逆転できる。
心を豊かにでき、自由で人間らしい生活ができる。
みんなで切磋琢磨しながら料理の勉強に打ち込んでいる姿に憧れた。
辻󠄀調に入ったことで、「料理の道で生きよう」と初めて志が芽生えた。
モチベーションの高い友人たちに囲まれると、『自分もやらなきゃ』って気持ちになる。
伝説の名店での2年。
運命的だった人生最大の「こころの師」との出会い。
日本屈指のグランメゾンで、最高の見習いを目指した。
1日にどれだけの仕事ができるかを、楽しみながら広げていった。
集中する日々を重ねてこそ…
オフの時間も経験を重ねる。
歳上の料理人たちをうまく引っ張っていけなかった。
軽井沢に訪れ、自身の経験と自然の恵みを活かした料理を表現できた。
オーベルジュとの出会いが、自分の店を持ちたいという思いを高める。
どこにも負けない味を出せる自負はあった。
破格の価格設定で本格的なフランス料理も味わえることが評判に。
すべてが美しく、居心地が良くて、おいしいものを味わえる場所に。
母校で行った特別授業がきっかけで就職したスタッフも。
みんなで協力して好きな料理をつくり、お客様に喜ばれる幸せな世界。

懐石料理 紀仙 店主 料理長
余すところなく吸収しようと、貪欲に学ぶ。
第一線で活躍する有名シェフがわざわざ学校に来てくれ、自身のレシピを公開しながら目の前で調理してくれる。
海外の魅力に惹かれた大学時代。
大学卒業時に進路についての岐路に立ち、“食”を選択。
基礎知識をつけてから現場に出たほうがいいと考えた。
同じ志を持つ仲間が増えたことも大きかった。
働き始めの1週間が最も厳しかった。
日本料理は、光や音、空気感も含めて総合的にできあがるものだと学んだ。
後を継ぐ準備のためにも2006年、実家に戻ることにした。
学生のときに感じた海外の魅力と和食が結びついた。
在スロバキア日本国大使館の公邸料理人に就任。
現地の客人にも好評でうれしかった。
懐石料理のレクチャーを企画。
日本料理を世界に広めたい。
まだ海外で経験を積みたいと、辻󠄀の恩師に相談。
サステナブルをいち早く提唱していたホテルで、日本料理に創意工夫を凝らす。
『RED U-35』にも挑戦。ブロンズエッグを獲得する。
天ぷらの専門技術を高めれば武器にもなるだろうと…
さらに技術を磨くもコロナ禍に。
日本料理の世界的な需要を改めて実感。
海外での出張料理を次々に展開。
どうすれば楽しんでもらえるというアンサーを出せるか。
日本料理を提供するダイニングボート事業も。
いずれインバウンドは回復するだろうと見越して…
コロナ禍中に種をまいていたことが一気に開花。
今の時代、SNSを通じて世界中と無限につながっていける。
日本料理はもっと自由であっていいと思う。
何にでもなれるということを伝えたい。
一生懸命、一つひとつの仕事に本気で臨めば、いずれ点と点がつながっていく。

Louloutte(ルルット) オーナーシェフ
興味のある内容だったから、めちゃくちゃ面白かった。
少しも無駄にしたくないと授業は必死に受けました。
とにかく短大へ行けと…
製菓学校への進学を反対されるも、「学費は自分で払うから」と説得。
あるとき偶然、とても良いバゲットが焼けた。
阪神・淡路大震災を体験して人生観が一変。世界を広げたくなった。
その時々で今やるべきことを考えるように。
カフェメニューのための研修でのめり込み、パンの道へ進もうと決意。
本格の製パン店で修業を重ねる。
スーパーの中にあるベーカリーの立て直しに挑戦。
店舗数を増やすまでに成功。経営は順調だったが…
片言でも研修できる店を飛び込みで探し続けた。
旅行でフランスを訪れたときから惚れ込んでいた店へ。
“自分の店”として動いたことで、信頼関係が築けた。
濃密な約4年間の修業を経て帰国し、物件探しを始める。
材料にはこだわりたい。だけど毎日食べてほしいから、なるべく低価格で提供したい。
大好きなパンづくりをし、大好きなお客様と関われて、毎日が幸せ。
母校出身のスタッフが持って来た学生時代のノートが…
地域とのつながりも大切に。
金銭的な問題で諦めてしまうのはもったいない。
何故同じ道に進む人を増やしたいのか。

Dexter Diner オーナーシェフ
意識の高いクラスメイトの存在は刺激になった。
いろんな人がいて楽しかったです。基本をしっかり学んでから応用に入れたのも良かった。
料理は好きだったが、将来の仕事にするとは考えていなかった。
資料を読み比べ、名店で働く卒業生の姿にも憧れて、進学を決めた。
『この工程に、なぜこの作業が必要なのか』といった理由を知れたことが今に活きる。
何事にも妥協をされないシェフの姿勢に感化された。
衝撃を受けたハンバーガーの味が忘れられず、転身することを決めた。
短いながらも節目まで面倒を見てもらえたことに感謝。
一種類に偏らず吸収できたのも良かった。
家業の洋食喫茶店『古時計』で働く。
すべて手づくりだった評判が広まり、新たなステージへと進むことに。
わざわざ遠くから食べに来てもらえるように。
もっとたくさんの人に食べてもらいたいと、都心部での独立を決意。
自分一人で調理が行き届くよう、小さいお店が良かった。
自分の好きなテイストを詰め込んだハンバーガー店をオープン。
ハンバーガーはおいしいだけでなく楽しい。
今でも教科書を見返して参考にしている。
相談できる仲間ができたことも大きい。
「やってみたかった」で終わらせず、今、チャレンジしたほうがいい。



辻󠄀調で学んだことで今につながっていることは何ですか?

Fantagista21 代表/メートル・ドテル
フランス校時代、食べ歩きで見たサービスマンの立ち居振る舞い、タキシードのかっこよさに衝撃を受けたことが今も印象に残っています。研修先では、寂しくてベッドで泣いたこともありましたが(苦笑)フランスの文化を肌で感じ、強くなれました。あの経験を若い頃にできたのは大きかったですね。

KiKi オーナーシェフ
同じ食材でも、和食、中華、フレンチで全く違う使い方をすることもあり、今の料理スタイルから考えても、オールジャンルを学べたことが大きな財産になっています。フランス校では、“なぜこの食材を使うのか”ということも含め、丁寧に教えてもらいました。この土地だから、こういう生き物がいて、この組み合わせが実現して、こういう料理が生まれた…といった部分まで理解でき、現在のメニュー考案につながっています。

オーベルジュ・ド・プリマヴェーラ オーナーシェフ
高校まではほとんど勉強もせず、生きる真剣味がありませんでした。だけど辻󠄀調に入ったことで、『料理の道で生きよう』と初めて志が芽生えたんです。モチベーションの高い友人たちに囲まれると、『自分もやらなきゃ』って気持ちになる。僕は不器用だったので、寮に帰っても繰り返し練習に励んでいました。寮生活も楽しかったですね。毎日誰かの部屋に行き、語り合って…。夢のような時間でした。

懐石料理 紀仙 店主 料理長
辻󠄀調には、第一線で活躍する有名シェフがわざわざ学校に来てくれ、自身のレシピを公開しながら目の前で調理してくれる授業がありました。実際に受講すると、1文字も取りこぼしたくないなと全部書き留めて。余すところなく吸収しようと、貪欲に学びました。

Louloutte(ルルット) オーナーシェフ
少しも無駄にしたくないと授業は必死に受けましたが、興味のある内容だったから、めちゃくちゃ面白かったです。洋菓子、和菓子、製パンそれぞれ学べましたし、ケーキも毎回、1人1台つくれてやりがいがありました。アルバイト先に持って行くと、すごく喜んでもらえたのもうれしかったです

Dexter Diner オーナーシェフ
意識の高いクラスメイトの存在は刺激になりましたし、基本をしっかり学んでから応用に入れたのも良かった。『この工程に、なぜこの作業が必要なのか』といった理由を知れたことが今に活きています。
オープンキャンパス
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全国各地の出張相談会
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2024年入学
辻󠄀調のオープンキャンパスで感じたのは「授業の中での情報量の多さ」です。お菓子作りの実習の中で「なぜ、シュークリームは膨らむのか?」を説明する時にも、「生地の水分が蒸発する」だけじゃない理由を教えてくれます。2年間でどれだけ成長できるか?と考えた時に、この情報量の違いは大きいなと感じました。

2024年入学
地元で開催された辻󠄀調の体験実習には10回くらい参加しました。ただ見て学ぶだけではなく、これがなぜ起きるか?その理由を詳しく教えてくれて「もっと知りたい、面白い」と思いました。普段、ネットで調べて動画を見ながらモヤモヤしていたことが、目の前で実際に手を動かしながら教えてもらうと全然違うと感じました。

2024年入学
辻󠄀調のオープンキャンパスで、先生と生徒の間の「信頼関係」を感じました。辻󠄀調の学生の方が実習で先生をサポートする様子に、上下関係はありつつも距離感の近さがあって、暖かい雰囲気を感じました。お菓子作りが好きで、お菓子を届けたいっていう想いに溢れた場で、技術だけじゃなくて、人としても成長できそうな学校だと思いました。

2024年入学
中学高校の机に座って聞くだけの授業は苦手でした。辻󠄀調では、座学の講義でも試食があって、匂いや味を感じながら、理論や根拠を教えてくれるので、記憶に残ります。オープンキャンパスでは一人一台の調理台で、基本的な知識から教えて頂きましたが、こちらが質問したら、先輩方からも先生からもしっかりとした答えが帰ってくるのがすごいなと思いました。

2024年入学
辻󠄀調の先生は、技術の高さと知識量はもちろん、料理の説明の仕方がわかりやすくまとまっていたり、実際目の前で調理をしている時でも、お客様との対話の仕方のレベルの高さをすごく感じました。たまたま理事長とお話しする機会があったのですが「フレンチやイタリアンは、一皿目、二皿目の独創性がすごく肝心」という言葉を頂いて、それも初めて知った感覚で、学校全体の「教える」ということのレベルの高さを感じました。
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