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辻調グループ フランス校

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【1泊2日の校外学習】シャンパーニュ醸造所見学

フランス校日記

2025.02.10

Bonjour, 辻調グループフランス校です。このところあまり太陽が出ず、冬らしい天気が続いているフランス校近郊です。雪は降りませんが霧が多かったり曇っていたり「ザ・冬!」という気候で、少し寂しくはありますが、研究生の皆さんはいよいよラストスパート、引き続き毎日頑張っています!!

先週木曜日、金曜日の1泊2日で研究生の皆さんはシャンパーニュ醸造所見学に行きました。シャンパーニュ地方はフランス校から北に450キロメートル強のぼったところにあるため、1泊旅行で訪れます。みんなで遠足!という機会はなかなかありませんので皆さん楽しみにしていました!朝の出発は6時15分と早かったのでバスではゆっくり、シャンパーニュ地方の主要都市ランスに到着してからは各自自由時間となりました。ランスには有名な「ノートルダム大聖堂」があります。こちらを訪れたり、シャンパーニュ店やお菓子屋さんで買い物や、おいしいレストランの食べ歩きなどをして皆さん自由時間を楽しんだようです。


ランスのホテル到着前にみんなでお昼ご飯。

ランスのノートルダム大聖堂

ランス市内のホテルに宿泊し、翌日の金曜日はバスで30分ほど移動、エペルネという町へ。エペルネには有名なシャンパーニュ醸造所がたくさんあります。研究生たちが訪れたのは「Gossetゴセ社」というシャンパーニュ醸造所の中でも最も伝統のあるメゾンの一つです。
到着して集合写真を撮ってからゴセ社の歴史や醸造に対してのこだわりや情熱などについての話を伺った後にカーヴの見学を行いました。ゴセ社はまだシャンパーニュという発泡酒が存在しない1500年代からワインを醸造していたメゾンで、「うちはシャンパーニュの醸造所だが、いつでも「素晴らしいワインを醸造している」という気持ちで作っています」とのこと、歴史のあるメゾンならではのスタンスが見られました。

最も伝統のあるシャンパーニュ醸造所の一つ「ゴセ社」を訪れました。

見学の前に集合写真を撮りました。

ゴセ社のカーヴは地下20メートル下ってからの見学でした。温度湿度が最高の状態に保てるカーヴの壁の質(石灰)を実際に見たり、たくさん積まれた醸造中のシャンパーニュの瓶を見学しながら醸造の方法も学びました。シャンパーニュは高級な飲み物として知られますが、実際に見学して醸造所を学ぶと膨大な時間をかけて作っていることを知ることができ、「ここまで丁寧に作ればそれは費用もかかるよなあ」と感心しています。シャンパーニュならではの「溜まった澱を取り出す方法」など、興味深い話もたくさん聞くとができました!

地下20メートルにあるカーヴ。

集まった澱がどのように溜まっているか見せてもらいました。


締めくくりは試飲です。ワインの試飲は通常白ワインからスタートすることが多いですが、今回はロゼのシャンパーニュから。ゴセ社のスタートであるワイン醸造はその時代醸造機などがまだなくブドウを足でつぶしていたので、できあがるワインは基本的にロゼワインでした。「ロゼに対する私たちのこだわりを味わってください」と、最初に出されたロゼのシャンパーニュはさすがに深みのあるおいしいものでした。次にこちらのメゾンの看板商品である3種のブドウ品種のブレンドシャンパーニュです。それぞれの品種の特徴を最大に活かしたものです。最後は白ワインブドウ「シャルドネ種」100パーセントで作られたシャンパーニュ。3種ブレンドのものより複雑さは減るものの繊細な味わいです。研究生の皆さんもそれぞれに気に入ったシャンパーニュが見つかったようですね。

試飲した三種類のシャンパーニュ。



1泊2日かけてのシャンパーニュ旅行、楽しく勉強してきました。フランス校ならではのイヴェントとして思い出に残ったことと思います!