実は、上の4種のほかに、エイジくんはもう一種類パイを焼きました。気がつきましたか?店内のショーケースの上には置けなかったのですが、源一さんの皿盛りにもこれを使っています。『こっちも食べてよ』とエイジに言われ『これ食えるのか』と言われていたのがこれ。クルスティアンと言って、やはり同じパイ生地を薄く薄く楕円 形に延ばしたものにナツメグ、コショウ、シナモン、ナツメグと粉砂糖を振って焼いたもの。スパイスが微妙に利いて、なかなかおしゃれな味わいです。
エイジくん、初の大役でいっぱいいっぱいのはずなのに、ちゃんと細かい仕事もしています。意外、って言っては失礼ですが、日ごろの小野さんの教育が行き届いていたようですね。良い先生を持ったエイジくん、最後にきちんと厨房を掃除してから帰ればもっとよかったのに!


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