生態・形態特徴 | 比較的新しい品種で、サンギネロモスカートから発生。 タロッコほど有名にならなかったが、優秀性が認められ、増加傾向にある。 色素の発現は、果皮では顕著ではなく、全く発色しない場合もある。 しかし果肉には強い発色があり、濃色系に属する。 ブラッドオレンジの中で最も早生。 果実もかなり大きい。 スペインではモロカタニアと呼んでいる。 樹勢は中、極めて豊産。 果実の大きさは中〜大で、球形ないし倒卵形。 果梗部にいくらかの溝があり、果頂部は平ら。 種子は2〜3粒あるいは無核。 果皮はやや厚く、むきにくい。 表面は、やや粗く、橙色に赤い色を帯びる。 果肉に色は赤色が濃く、紫赤色。 多汁で風味がよく、ブラッドオレンジ中最も早熟。 貯蔵性・輸送性に富む。 成熟が進むと特徴のある芳香を放つが、長期貯蔵すると品質が低下する。 |