調理技術マネジメント学科 1年目辻調独自の学び方!ある日の授業レポート!
イタリア料理の基本!トマトソースづくりをしっかりと学び取る!
僕が一番興味のあるジャンルは西洋料理。前回までの授業ではフランス料理の基礎をひと通り学習してきましたが、いよいよイタリア料理がスタート。その基本であるトマトソースづくりは先生のお手本から確実に学びとりたいと思います。
講習
甲イカのトマト煮 / ほうれん草添え
「イタリア料理とは?」の講義から授業がスタート。
講習の授業の前半は先生の講義。イタリア料理を学ぶにあたり、「イタリア料理のソースの種類は?」「フランス料理との違いは?」など、わかりやすく解説してもらいました。
ソースに使うトマトの品種や産地などの知識も充分に理解!
いよいよ先生の実演!ベースの玉ねぎ炒めから。
玉ねぎとにんにくのみじん切りをオリーブ油で炒めたものがトマトソースのベースに。やや多めの油で「揚げる」感覚で、焦がさないようじっくりと、薄く色づくまで炒めます。
炒め具合の目安は「玉ねぎが乾燥パスタの色と同じくらいになるまで!」
粗く刻んだトマトを投入。煮詰めてソースを仕上げ。
トマトの酸味のキレが素材の持ち味を活かすソースなので、煮詰め過ぎないように。2/3の量になるまで煮詰めたら、香りづけのバジリコと、うま味を引き出す塩を加えます。
トマト、イカ、オリーブ…豊かな香りが教室に広がる!
赤唐辛子とにんにくの香りを引き出したオリーブ油でイカを炒め、パセリや黒オリーブを加えた後、トマトソースで煮ます。イカの食感を損なわないよう、火通しの加減がポイント。
音や香りも直に感じながら、先生の手さばきを間近で見て学べるのが楽しい!
完成した料理を全員で試食。この味が基準になっていく。
トマトの酸味と炒めた玉ねぎの甘味のバランスが絶妙!先生が目の前でつくってくれたこの味を自らの舌に覚え込ませていきます。
実習の授業でも活かせる点がたくさん。教わったポイントをきちんと整理!
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実習
スパゲッティのトマトソース和えバジリコ風味
授業の初めに動画を見て手順をひと通り予習。
まずはt-ラーニングの動画を見て、今日の課題をどのように進めていくかを予習。今日はトマトソースのスパゲッティに挑戦です!
実習で教わったことや気づいたことは、すぐにメモ!いつも持ち歩いてます!
まずは玉ねぎのみじん切り。必修の基本技術です!
これまでの実習でも何回か取り組んできた玉ねぎのみじん切り。こうして反復練習を重ねることで上達を実感できます。でも先生のお手本と比べると、まだまだ練習が必要かも!
目標は米粒サイズに揃えること! 包丁の動かし方がポイントです。
続いてバジリコとにんにくもみじん切りに。
にんにくは包丁の腹に掌を当ててしっかり押し潰してからみじん切りに。先生がそばについて手ほどきしてくれたおかげで、コツを自分の手に覚え込ませることができました!
玉ねぎの炒め具合に注意しておいしいトマトソースに!
玉ねぎを炒め過ぎると甘味が強く出過ぎてトマトソースがケチャップのような味に。変化する玉ねぎの色に注意しながら、ベストな炒め具合に!
トマトを加えたら約20分じっくり煮詰めて水分を飛ばし、うま味を濃縮!
茹でたスパゲッティとソースを絡めるのにもポイントが!
一人前に取り分けたトマトソースとバジリコを鍋で火にかけ、アルデンテに茹で上がったスパゲッティを投入。スパゲッティの茹で汁でソースの濃度を調整しながら和えます。
ソースが煮詰まり過ぎると味やのど越しが悪くなるので茹で汁で調整!
お皿に盛り付けて完成!おいしくできたかな?!
できあがった料理を自分で試食。「煮詰めることでトマトの味はこんなふうに凝縮されるんだ」などと改めて納得しました。
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講習と実習とを重ねるなかで多くの気づきや発見が!
講習では玉ねぎの炒め具合やトマトソースの煮詰め具合について、先生の調理を目の前で見て確認。 実習では自分で取り組んでみて、いろいろ納得できました。試食で先生と自分のトマトソースを比較して、何がどう違ったのかも実感。失敗もあったけどそこから得た気づきも多く、今後に活かせると思います!