作り方
1.ビスキュイ・ア・ラ・キュイエール生地を作り4〜5cmの雫状に絞り、焼成して粗熱を取っておく。 (少し乾燥ぎみに焼成しておく。焼きが少ない場合は、放置して乾燥せせておく。)
2.クレーム・パティシエールを作る。
3.イチジクのジャムを作る。
- (a)イチジクの表面を流水で良く洗い、水分を切って適当な大きさに手で握り潰しておく。
(b)メッキしていない銅の鍋かホーロー引きの鍋に水、砂糖を入れてフィレ状まで煮詰める。 (c)(b)に(a)を加え混ぜ、強火で鍋の周囲を焦がさないように煮詰めて行く。 (d)量がほぼ半量程度に煮詰まり、光沢のある状態になれば火から外し、レモン汁を加えて味を整える。 (e)消毒済みの保存瓶に出来たばかりのジャムを瓶いっぱいまで流し入れ、表面にセロハンか硫酸紙で作った蓋を、空気を入れないようにして被せ蓋をして粗熱を取る。 4.マジパンを作る。
- (a)鍋に水、白双糖、水飴、ヴァニラのさやを入れ、砂糖が完全に溶けるまで木杓子で混ぜる。
(b)(a)をブーレ状まで煮詰め、メランジュールに入れたアーモンドに少しずつ加え混ぜていく。 (c)加えたシロップが白く糖化すれば、これを大理石の作業台に取り出して粗熱を取っておく。 (d)熱が取れれば、ブロワイユーズ(broyeurse)に数回通して細かく砕いてゆく。この時に、同量のシロップを合わせたキルシュ酒を振りかけて、適当な生地の硬さに調節する。 (e)ブロワイユーズから取り出して、大理石の作業台の上でまとめて保存しておく。 5.1のビスキュイ・ア・ラ・キュイエールの平らな部分をスプーンでくり抜き、クレーム・パティシエールを少し絞り入れ、さらにイチジクのジャムを詰めて対にしておく。
6.マジパンでイチジクの形を作る。
- (a)マジパンに色粉を加えて黄緑色に色付け、5のビスキュイが包める程度の幅で2〜3mm厚さの帯状に伸ばす。
(b)マジパンの表面に軽くシロップを塗り、5を置いて一回りマジパンを被せ、合わせ目を少し重ねて余分なマジパンを切り除いておく。 (c)マジパンの両サイドを両手の親指と人さし指の間にはさみ、マジパンをしめるようにしてまとめていく。
7.まとめたマジパンの余分な部分を切る。ただし、スポンジの膨らみのある方は真っ直ぐに、尖った方(枝についている方)は少し長めに斜めに切る。
8.枝に付いている方を少し曲げ、表面に粉砂糖をっふって包丁の背で5本の筋を入れる。
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