ドイツ菓子・ウィーン菓子 ―基本の技法と伝統のスタイル
ドイツ各地で受け継がれてきた郷土菓子やウィーンの宮廷で育まれた伝統菓子の教本。
ドイツ菓子は基本生地ごとに、ウィーン菓子は菓子の形状ごとに分類して合わせて約60品を掲載している。
菓子の作り方を写真入りで詳しく解説し、菓子名、生地・クリーム名、材料名にはドイツ語も併記した。
シュヴァルツヴェルダーキルシュトルテ(黒い森のチェリーのトルテ)やバウムクーヘン、ザッハートルテといった日本でもなじみのある菓子、またバリエーションが豊富なレープクーヘン(スパイス入りのクッキー)、素朴でありながら奥深い味わいをもつブレッヒクーヘン(プレートで焼く菓子)、幾何学的なデコレーションと美しい層状の断面を見せるさまざまなトルテ、そしてウィーンの人々の暮らしに根づいた「粉もの」のデザート(メールシュパイゼ)などから幅広く菓子を取り上げた。
またシュークリーム、ロールケーキ、チーズケーキ、アップルパイといった日本の「洋菓子」の定番になった製品がドイツ、ウィーンではどのような形で作られているかも見ることができる。
菓子製作協力:今井雅弘、當麻功、阪口直樹、戸田美樹、牧野さやか、紅粉薫、近本勇輝、上島祐介、市場航、山野裕代、大山風香、村瀬あや、花屋佑太郎、中野愛美、小島はづき