ガレット・デ・ロワ献上式&表彰式@フランス大使館
11月に開催されたクラブ・ドゥ・ラ・ガレット・デ・ロワ主催の
第12回ガレット・デ・ロワコンテストのエスポワール部門で
エコール 辻 東京の学生が1位~3位を独占したのは、以前お伝えしましたが
1月16日に、フランス大使館にて
ガレット・デ・ロワの献上式とコンテストの表彰式が行われました。
入賞者は、献上式にガレット・デ・ロワを納めないといけません。
そのほかに、クラブ・ドゥ・ラ・ガレット・デ・ロワの会員の方々が作ったものも並びます。
こんな大きなガレット・デ・ロワも。。
今回、学生部門で入賞したエコール 辻 東京の学生
優勝の小野有紀さん、2位の小畠遙さん、3位の関口優美香さんの3人は
数日前より仕込みを始め、当日焼き上げて大使館へ持って行きました。
入賞者として恥ずかしくないものをということで
コンテストとは、また違った緊張感があったようです。
フランス大使館に伺うことなどあまりないことですし
普段なかなかお話する機会のないシェフに会えたり
数々のガレット・デ・ロワを試食したりと
楽しく貴重な体験になりました。
今回、コンテストに参加した感想を3人に聞いてみました。
小野有紀さん【辻製菓マスターカレッジ】
実習でガレット・デ・ロワを作ったときに、あまりうまく出来なくて
全部自分で、どのくらいできるのか試してみたくて挑戦しました。
実際に生地を使っての練習は、あまりできませんでしたが
予選前は、イメージトレーニングをたくさんしました。
レイエは、先輩の参考にしつつ、より葉っぱらしくなるように自分なりにアレンジしました。
作る過程で難しかったのは、やはり焼きあがるまで失敗していてもわからないところです。
優勝できたのは、とてもうれしかったのですが
反面、表彰式で、シェフからは、まだまだというコメントもいただき
より一層がんばらなきゃと思いました。
4月からは、フランス料理を学びます。
日本のようにきちんと綺麗ではないけれど、お菓子にしろ、料理にしろ
やはり原点となる本物の味を知りたいので、
いずれは、フランスで修業をしたいと思っています。
今回、参加してガレット・デ・ロワの歴史をはじめ、一つのお菓子について集中して作ることで
より深く学ぶことができたのはとても勉強になったのと
一般の方の作品がとてもきれいだったので視野も広がったと思います。
小畠遥さん【辻製菓マスターカレッジ】
やはりでるからには、優勝したかったですね。
校内予選の成績はよかったのですが、本番で、葉脈の切り込み加減が少し浅く入ってしまい
輪郭との強弱をもっとつけられればよかったと思います。
最初は、今回のコンテストだけでいいかなと思っていましたが
実際に、参加して悔しかったのと、外来講師として、ビゴの藤森シェフがいらしたときに
ガレット・デ・ロワの話をしてくださって、就職してからも、またやりたいと思うようになりました。
レイエの練習をして、その成果がそのままでたときは楽しかったです。
参加した中でとても一つ一つが正確で美しいガレット・デ・ロワがあって
それはとてもすごいと思いました。
秋からフランス校に行きますが、お菓子の生まれた場所を見てみたいと思っています。
本場でフランスの基本を学んで、それを日本に持ち帰って
日本で美味しいといわれるものを作っていきたいと思っています。
関口優美香さん【辻製菓技術マネジメントカレッジ】
練習では、計12台を焼き、生地を寝かせている間にレイエの練習をしました。
最初、レイエがなかなかうまく開かなかったので、
窯にいれるときに、自分の分の3台を同時に焼くので
一つずつ、レイエの深さとか、力の入れ具合などを変えて
どのやり方が一番うまくいくかを覚えるようにしました。
本番では、3台のうち2台を持っていかなければいけなかったので
一台しか失敗できないと思うと手が少し震えて、とても緊張しましたが、
先生方が落ち着く方法を教えてくださったり、
自分でも今までのことを思い出して頭をフル回転させて作りました。
名前を呼ばれたときは、うれしいけれど、正直、3位で呼ばれた悔しさもあります。
今回参加して、他の人の作品をみることができ
どうしたらこういうレイエがいれられるのだろうかと
考えさせられたり勉強になりました。
本番前は放課後残って練習していたので帰るのが遅くなることも多かったので
入賞したことを報告すると、家族も本当に喜んでくれ、よったと思います。
3人とも、今回コンテストに参加してみて
1つのお菓子を集中して作ることで、そのお菓子について深く知る経験ができ
とても勉強になったようです。
就職、留学、進学と進む道はそれぞれですが
さらに頑張って欲しいと思います。