「落語食堂 - らくしょく - 」は上方古典落語の噺に登場する料理を辻調理師専門学校の先生が再現し、
落語家の桂吉坊さんと"お喋り"を展開する毎日新聞夕刊（近畿版）の連載です。

第7回目のお噺は、『質屋蔵』。
質屋の蔵に幽霊や化け物が出るといううわさの蔵に、質屋の旦那が番頭に見張り番を言いつけました。
臆病な番頭さんと腕っぷしの強い手伝い、でも、お化けは苦手な熊五郎が、少し豪華なお料理とお酒で
見張り番をしているというお噺。

少し豪華なお料理を再現したのは、日本料理の山下彰啓先生です。


かくや炒め煮

●材料●　4人分
たくあん・・・・・・1/4本
茄子古漬け・・・・・1/2本
胡瓜古漬け・・・・・1/2本
煎り胡麻・・・・・・大さじ1
煮汁
＿酒・・・・・・・・30cc
＿砂糖・・・・・・・大さじ3
＿濃口醤油・・・・・50 cc
胡麻油・・・・・・・適量
一味唐辛子・・・・・適量

●作り方●
(1) たくあん、茄子の古漬け、胡瓜の古漬けをそれぞれ千六本に切る。1時間水にさらす。
(2) 分量の酒、砂糖、濃口醤油を混ぜ合わせ、湯煎にかけて砂糖を溶かす。
(3) フライパンに胡麻油を入れてよく熱し、1の漬物を入れて炒め、油が全体に行き渡ったら、合わせた煮汁を加え、からめるように炒める。
(4) バットに広げ、一味唐辛子を適量振る。