【おやつ!おかし!和菓子!】甘夏ぜりぃ
・・・職員室の席替えで、この春から、加納先生と齊藤先生はお隣同士です。立嶋先生は遠くのお席になりました・・・
齊藤:「んー、んー。」
加納:「どうした?齊藤。何悩んでるの?悩みがあるなら、立嶋先生に聞いてもらったらいいからさ。まぁー、これでも食べようよ!ジャジャーン!夏みかん!!」
齊藤:「これなら器にも使える!これです!!夏みかんですよ!加納先生!!ひらめいちゃいましたよ!!━━━(゚∀゚)━━━ 」
加納:「なに?なに?夏みかんがどうしたの?器って、な~に~っ??」
齊藤:「実は、そろそろホームページで、夏メニュー紹介の時期でしょ。何をしようか悩んでたんですけど、ナカナカよいアイデア思い浮かばなくて。」
加納:「夏みかんは爽やかで、夏に食べるのにはぴったりだし、いいんじゃない?3月から6月ぐらいに収穫されて、夏までおいしく食べられるから『夏みかん』というらしいよ。それと、甘夏を使ってみたら?夏みかんよりも酸味がやわらかいから、もっと食べやすいし、お菓子にしやすいんじゃない?」
齊藤:「やっぱり夏なので、ゼリーにしてみませんか?鍋一つでできて簡単だし、甘夏ぐらいの大きさなら、皮の部分をカットして器にしてゼリーを流したら、見ためにも可愛らしいですよね?カットの仕方一つで、どんなふうにでも形を変えられますし。」
加納:「ガラスの器に流しても涼しげかもしれないけど、そっちの方がいいね!」
齊藤:「皮を使うことで風味も感じられますよね。寒天で固めて、くし形に切ると食べやすい。切り方一つでオリジナルの器になるし!!」
加納:「甘夏がなかったら、伊予柑や夏みかん、グレープフルーツでもできるからね。」
齊藤:「さて、お菓子も決まったから、早速作りましょうか!!」
加納:「皮ごと器にするなら、中に流す寒天液は少し多めに入れた方がいいよ。皮にしみ込む分、高さが低くなっちゃうから気をつけて(●´∪`)b ・・・その前に、この夏みかん食べてからにしようよ。」
・・・並んで夏みかんを食べている、その時!!・・・
齊藤:「あっ!!!∑(*゚д゚*)ハッ!!」
加納:「どうしたの!?齊藤?」
齊藤:「立嶋先生に聞かずにどんどん決めちゃって、怒られないですか?」
加納:「大丈夫ちゃう?甘夏ぜりぃもって行けば。((*´∀`*))」