【ベンチタイム】「加糖中種法」って?
<【ベンチタイム】ってどんなコラム?>
O(尾岡): 今回から新しいメンバーが加わりました!!自己紹介お願いしまーす!
S(柴田): みなさん初めまして!!パティシエールから華麗なる転身をして、今ではパン作りの楽しさにどっぷり浸かっている柴田倫美です。
松井先生からバトンタッチして、みなさんに美味しい情報をお伝えしていきますね!!
A(浅田): 新しいメンバーと共に今年度もパン作りの情報をお届けします!!
O: 今回からは菓子パンについて4回に分けて紹介をしていきたいと思います!
ということで・・・今回のテーマは加糖中種法です。以前に 「中種法」って? で食パン系の中種についてお話をしました。今回は菓子パン系の中種についてお話していきますね。加糖中種法の生地の作り方はレシピをご覧ください。
S: 菓子パン系に使用する中種は「加糖中種」といって、食パン系の中種とは区別してますよねー!!
O: そうなの! 食パン系の中種法と何が違うかというと、菓子パン系の中種には砂糖を5~10%加えて作るところ。なぜ砂糖を加えるかというと・・・
A: 日本の菓子パンの生地は砂糖の配合比が30%前後と高く、1度に砂糖を加えると、生地中の糖分の濃度が高くなって高浸透圧になるために、イーストの細胞壁を破壊して活性を低下させることがあるからです。
それを避けるために砂糖を中種と生地との2回に分けて加える方法がとられているのです!!!
S: ストレート法では作れないのですか?
O: もちろんストレート法で作ることはできるよ!!
前にもでてきましたが、砂糖の配合が多くなると、イーストの活性が弱まってしまうので、発酵時間を長くする必要があります。他にも、味や食感、ボリュームにも違いが出てくるんですよ。
A: じゃあ、また今度、ストレート法で作る菓子パンについてもご紹介しますね。
次回は加糖中種法で作るあんパンをご紹介します!楽しみにしていてください♪