【ラ・ミーア・マンマ!イターリア!!】皆さん、麺は好きですか?
<【ラ・ミーア・マンマ!イターリア!!】ってどんなコラム?>
日本にも蕎麦、ソーメン、うどんなど色々な麺があります。同じうどんでも地方により太さや硬さが変りますよね。
では、イタリア料理の麺といえば、もちろんパスタ! しかし、乾燥パスタと言っても色々あります。スーパーなどでよく目にするスパゲッティやマカロニなどの他にも、手打ちパスタや、ニョッキもパスタの一種で、その種類数知れず! 似たようなパスタでも、地方によって呼び方が変わったり、すべてのパスタを調べるのは不可能なほど。
今回は数あるパスタの中から手打ちパスタの一部を紹介します。イタリアの手打ちパスタは、主に中部から北部に小麦粉と卵を使ったもの、南部はセモリナ粉を使ったものと、大きく分かれます。長いパスタもあれば短いパスタもあり、詰め物をしたパスタなど、さまざまな形や大きさのものが各地方に存在します。ポピュラーな卵入りの手打ちパスタの中にはほうれん草やサフランなどを混ぜ込んで色を付けたパスタもあるんですよ。
色々な手打ちパスタ!名前などは、技術研究所ブログに載っています。
イタリアでは各家庭でさまざま母親から娘にと受け継がれ、一昔前までは『手打ちパスタを作れない娘は嫁にもらうな』といわれたほど!今では、家庭でも作りますが、市販品も増えていて、お惣菜屋さんでも手軽に手打ちパスタが買えるようになっています。
市場で売っている詰め物入り手打ちパスタ。
専門にて。ラヴィオリを作る機械。
今回、作り方を紹介する『ピーチ』!桃?桃じゃないんです!イタリア、トスカーナ州のシエナ地方に伝わるパスタ。現在では市販品が出回ってますが、本来は手作りで1本づつ伸ばしていきます。その形はまさしく日本のうどん! だけど、食感はうどんほど『こし』はなくもっちとした食感で、色んなパスタソースとよく合います。
ぜひ皆さんも、家庭で手打ちパスタを作ってみてはいかがですか?
<コラム担当>
伊藤 雄大
<このコラムのレシピ>
ピーチ
ピーチのそら豆とペコリーノ・チーズ和え
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