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食のコラム&レシピ

【それゆけ!じゃぱに~ずクッキング♪】 お粥さんで日本料理

05<日本>それゆけ!じゃぱに~ずクッキング♪

2009.09.30

<【それゆけ!じゃぱに~ずクッキング♪】ってどんなコラム??>


●おかゆ●

~お粥さんは憧れの人?~
 なぜか分かりませんが、昔から我が家では「お粥さん」と言います。発音は「おかいさん」なんです。「ご飯さん」なんて言わないのに不思議です。
 小さい頃に食べていたのが茶粥、小豆粥、白粥で、中でも茶粥はちょくちょく食べてました。米と水と布袋に入れたほうじ茶を鍋に入れて、コトコトと米が柔らかくなるまで炊き上げます。仕上げに塩を少量。小さい頃は「そっけない味」があまり好きではなく、仕方なく食べていた記憶があります。
 最近、年齢を重ねるにつれ、この「そっけない味」が滋味豊かな味と感じるようになり、体にやさしい食べ物となってきました。
 このコラムを読んでいる人の中には若い方も多いので「親父臭い」と思うかもしれませんが、いずれは皆さんも「滋味豊かな味」に目覚めますよ(笑)。

 このお粥さん、中国でも朝ご飯によく食べられています。北京で仕事をしていた時、調理場のスタッフに連れられて時々近くの屋台に行きました。日本のお粥さんよりしっかりと炊き上げられていて、米粒がつぶれるくらいです。味もスープが入っているのでしょうか、コクのある味わいです。
 面白いのは色々なトッピングで、好みに応じてのせてくれます。代表的なのは「油条」いう揚げパンのようなもので、香ばしい香りが食欲をそそります。それに、好き嫌いは分かれますが「香菜」という香草があります。独特のにおいがしますが、はまると病みつきになります。
 お粥さんで他に思い出すのは、10年近く通い詰めている京都の南禅寺参道にある「瓢亭」さんです。毎年夏の暑いときに食べに行くんです。手入れの行き届いたお庭を見ながら、400年の歴史があるお部屋で、葛あんをたっぷりかけていただく「朝粥」はちょっぴり贅沢な気分にひたれます。
 今では慈しんでくれる「お粥さん」です。



<このコラムの担当者>
なにわのB級グルメ!粉もん大好き! 橋本宣勝
辻調の御言持(みことも)ち 重松麻希

<このコラムのレシピ>
おかゆ

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