【それゆけ!じゃぱに~ずクッキング♪】 乾物で日本料理(ぜんまい)
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●ぜんまいとあげさん●
「薇」この漢字、何と読むかわかりますか?
難しいですよね!恥ずかしながら自分も昔は読めませんでした(>_<)
これは「ぜんまい」と読みます。ぜんまい?なにそれ?と思った人。なるほど!と思った人。いろいろだと思います。もちろん、このぜんまいは食べられるぜんまいです。
食べられないぜんまいがあるの?と思う人もいますよね。食べられないゼンマイは「発条」と書きます。今の若い人たちに言ってもピンと来ないかもしれませんが、ちょっと前まで機械式時計にはゼンマイが動力源として使われており、ゼンマイで動くおもちゃもありました。今はモーターによって動くので、ゼンマイを見たことがないという人も多いと思います。
今回紹介するぜんまいも、ゼンマイ(発条)を知らないと説明が難しいでしょうか。山菜の一種で、蕨(わらび)と同じシダの仲間です。新芽の時、先がうずまき状にくるくると巻いていて、ゼンマイ(発条)は、この植物の形に似ていることから、ついた名だと言われています。現代はネット社会ですから、興味がある方はさっそく検索してください。画像がたくさん出てきます。
ぜんまいは、蕨と同じくアクの強い山菜なので、アク抜きをしてから使います。ただ、蕨とぜんまいでは少し異なった使い方をします。
蕨はアク抜きしてそのまま煮物や和え物に使いますが、ぜんまいはアク抜き後に、干して乾燥させます。保存食としての意味合いが強いのかも知れません。
使い方は、水で戻して一度ゆで、ざるに上げて水分を取り、油で炒めて煮るのが定番です。今回は油揚げを使って料理に仕上げていきます。油との相性がよく、油によってコクも出ます。
昔はどこの家庭でもよく食べられていた、おふくろの味だと思いますが、最近ではあまり見かけなくなりました。もし見かけたら手に取ってください。そして今回紹介する料理を作ってみてください。
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