"グレーテル"のスタジオから【『ベルサイユのばら』のブリオッシュ】
1月20日放送の「グレーテルのかまど」は、いかがでしたか。
今回の、グレーテルが残したメッセージは
「そんなこと言っていません!」
今宵ひもとくのは、「ベルサイユのばらのブリオッシュ」。
レシピ指導は小島はづき先生(右)、助手は鷹林美優先生(左)です。
池田理代子さん原作の『ベルサイユのばら』。
1972年に少女漫画雑誌で連載が始まって以来、多くのファンに愛され続けてきた不朽の名作です。
革命に向かうフランスを舞台に、女性に生まれながら近衞隊長となるオスカルと、
王妃マリー・アントワネットの栄華と悲劇の歴史ロマン。
そのマリー・アントワネットが言ったとされる「パンがなければお菓子を食べればいいのに」という言葉。
そのお菓子とは、「ブリオッシュ」のことなのですが、、、
今回は、フランス革命の時代に思いを馳せて、ブリオッシュを作りましょう!
まずは、生地作りから。
混ぜた粉を台の上に出して真ん中をあけて土手を作り、
もんじゃ焼きのように、真ん中にドライイーストと卵を入れて、慎重に混ぜていきます。
最初は土手を崩さないように、粉類に水分を吸わせていく要領で少しずつ。
粉全体に水分が回ったら、台に擦りつけるように混ぜ込んでいきます。
生地にムラがなくなったら、ラップをして冷蔵庫で10分休ませ、
また台に擦り付けるようにのばして10分間休ませ、を繰り返します。
さらに、バターを生地に混ぜ込んで常温で10分休ませ、折りたたむように空気を抜いて、
10分休ませて空気を抜く。この作業を4回繰り返します。
生地にグルテンの膜ができればオッケー。
ラップをかけて一晩、冷蔵庫で発酵させます。
発酵した生地を型に入れ、さらに30℃で1時間発酵させ、表面に溶き卵を塗ってオーブンで焼きます。
ちょこんと乗った小さな頭もかわいいですね。
もうひとつ、大きなリング状の型で焼いたブリオッシュも作ります。
こちらは、生地を三つ編みにして
バターを塗った型に入れて、同じく30℃で発酵させ、
溶き卵を塗って、さらにワッフルシュガー(あられ糖)を散らしてオーブンへ。
大きい方のブリオッシュには飾りつけを。
生クリームとサワークリームとイチゴのピュレ、さらにバラのエッセンスも入ったクリームを絞って
イチゴとバラの花びらも飾って。
なんとも、おしゃれなブリオッシュのできあがり!
大きなブリオッシュは、イチゴとバラの風味がなんともゴージャス。
小さなブリオッシュは、バターのコクと香りを楽しめるシンプルな味わいです。
「パンがなければお菓子を食べればいいのに」
本当は、マリー・アントワネットはそんなことは言っていなかったのに。
この言葉は、フランス革命時の民衆たちの恨みをかってしまった
王妃の悲劇の象徴とも言えそうですね。
『ベルサイユのばら』の「ブリオッシュ」のレシピはこちら
月曜日の夜は、「グレーテルのかまど」をお楽しみに!
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「グレーテルのかまど」https://nhk.jp/kamado
毎週月曜日放送 22:00~22:25(NHK Eテレ)
【再放送】翌月曜11:05~11:30(NHK総合)、翌水曜15:10~15:35(NHK Eテレ)
★「グレーテルのかまど」過去放送分の裏側やレシピはこちら↓
https://www.tsuji.ac.jp/hotnews/cat621/cat709/index.html
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