ドラマ「信長のシェフ」 第4話 撮影裏話
ドラマの中で料理を担当する大変さについて少しだけお話します。
最も大変なのは仮にある登場人物一人だけが食べる料理を作るとします。
普通は仕上げる料理は1人前と思いますよね。
ところがそうはいかないのです。
↑ いつもお世話になっている撮影所の食堂です。役者さんもここで食事をします。
というのはドラマでも映画でも同じシーンをアングルを変えて何回も撮る、ということです。
その度に料理を新しくする必要があるのです。
何カット撮るかは実際にカメラが回りだしてからしかわからない場合がほとんど。
何回分料理を作ればいいかはなかなかよむことができません。
しかも、もし、その料理が湯気を伴う場合、アングルを変えている間に冷めてしまいます。
このあたりの予測がほんとうに大変なんです。
↑ 第4話ご覧になった方はどの場面に登場した食材かわかりますよね?
よく平均的に言われていますのはテレビドラマの場合、一日カメラを回してその中で使う映像は5~6分、
映画の場合は1~2分らしいです。
要は編集の際の素材をできるだけ多く撮りためているということですね。
こういった仕事もなかなかハードなものです。
↑ 二人の子供がすねているわけではありません。次の料理の段取りを地面に図を描いて説明しています。
このドラマも第4話が終わりました。いよいよ佳境に入ってきた感じでしょうか。第4話でも
鮎が暗号に使われたり、ケンが作った「鯛の天ぷら」で家康の心が信長に寄り添いました。
明日は第5話。信長の妹お市の方の元に入り込んだケン、どんな料理で浅井家の者たちの
気持ちを溶かしてみせるのか?
いよいよ目が離せませんよ。
← 奇妙な画です。
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★金曜ナイトドラマ『信長のシェフ』(テレビ朝日系)
毎週金曜日 23:15~
(一部地域、放送時間が異なります)