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"グレーテル"のスタジオから【美食の都リヨンの絹のクッション】

グレーテルのかまど
テレビ

2017.05.18

5月15日の<グレーテルのかまど>は、私たちにも関係の深いフランス第2の都市リヨンの象徴的なお菓子が登場しました。

リヨンは美食の都としても有名な都市です。

「ブション Bouchon」と呼ばれるリヨン風ビストロが軒を連ねる通りや

世界遺産にも指定された風情ある街並みの旧市街。

美味しそうな数々のお菓子が店頭に並ぶお菓子屋さんも数多くあります。

そんななかにひときわ目をひく鮮やかなグリーン色で少し変わった形のお菓子が並べられています。

これが"クッサンドリヨン Coussin de Lyon"。

今回はリヨンの人たちにこよなく愛されるこのお菓子を紐解きました。

グレーテルは変った色のクッションと謎の金貨を残し、「街の歴史を感じるお菓子・・・」と書き残して出かけたようです。

17.Cにこの街はペストの猛威に見舞われた際にクッションの上に金貨をのせて

丘の上の教会にささげることでペストの流行がおさまったと言われています。

街を救ったこんな伝説から生まれたお菓子だからこそ街の皆に愛されているのです。

このお菓子の特徴はガナッシュとマジパンの食感のコントラストが決めてになるのです。

ガナッシュは今まで何度も作っているので問題なくヘンゼルはこなします。

今回のガナッシュは少し固めに仕上げるので生クリームを少なめに。

 

*レシピ指導:秋元慎治先生 (エコール辻東京)

次はいよいよマジパン。

通常よりアーモンドの風味が強いロウタイプ(生タイプ)

オレンジキュラソーの溶かしたグリーンの色粉を混ぜてこねます。
きれいなグリーン色に練り上げた生地を伸ばしていきます。


 

次はガナッシュをクルクルっと巻いていきます。巻き終えたら包丁の背を使って

押しつぶすように切り分けていきます。

 

切り分けた"グリーンのクッション"はシロップに漬け、常温で2日かけて乾燥させます。

すると表面にシロップがキラキラと結晶化するのです。

そして・・・

 

"クッサンドリヨン"の完成です。

リヨンの街を語るお菓子"クッサンドリヨン"。こういった郷土菓子にはその土地の人々の思いがつまっているのです。



月曜日の夜は、グレーテルのかまどをお楽しみに!

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『グレーテルのかまど』
毎週月曜日放送  22:00~22:25 【NHK Eテレ】
再放送毎週水曜日 10:25~10:50【NHK Eテレ】

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