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毎日新聞連載 -美食地質学入門- 第14講「ワサビ」

新聞
美食地質学入門

2019.05.07

4月2日(火)の毎日新聞(夕刊)に「美食地質学入門」が掲載されました。


テーマ食材は「ワサビ」

静岡県 伊豆産を使用しました。


「伊豆半島の衝突」×「湧き水」×「フィリピン海プレートの沈み込み」が今回のキーワード。
ワサビと伊豆半島の地質の関係については、ぜひ本紙で。



取材当日は、新年度スタート!ということでエコール 辻 大阪の学生が取材を聴講。





--「ワサビの生育には水量が重要」--
今回は、事前に和歌山県御坊市を訪れ、ワサビの栽培環境を取材してきた大引先生。
「訪れた生産地域も、伊豆と同じく湧き水を利用していました。1年間水温が一点であることが大切なんですね。
そして年中いつでも収穫できることも大きな特徴です。」



料理は手前から時計まわりに「葉ワサビのかき揚げ」、「サワラのワサビ粕漬け」、「蓮根まんじゅう ワサビあん」、「お浸し」、「細巻き」


料理を担当したのは、日本料理 安場昌子先生

第二講の「タケノコ」以来、2回目の登場です。



安場先生「涙巻き(ワサビの細巻き)はすぐに浮かんできて、絶対やろうと思っていました。
それ以外に関しては、香りを活かした料理をと思い、合計5品作りました。」
調理する際に、温度をあげてしまうとワサビの香りがとんでしまうので、フワっと香りが残るように気をつけたそう。



料理に合わせた日本酒は静岡県土井酒造場の「開運」
日本酒と合わせると、ワサビの辛さがよりいい味わいに。
同じ土地の「食材」×「日本酒」の相性の良さを今回も感じます。


土井酒造場さん、この度はご協力いただき、誠にありがとうございました!
今回のブログはここまで。


次回のテーマは「キャベツ」。
連載2年目に入り、「ワカメ」「ワサビ」「キャベツ」と比較的脇役になりそうな食材をテーマにしていますが、「キャベツ」はどんな料理になるのでしょうか?
どうぞお楽しみに。