『落語食堂 らくしょく』開店!(52日目)
毎日新聞夕刊(関西版)10/4(火)号に掲載されている『落語食堂』
さて、落語食堂<らくしょく>開店です!
今回の落語は「親子茶屋」。
若旦那は吉原に居続けて、なかなか家には帰ってこない。
父親があきれて咎めるも、若旦那はまったく聞き入れない。
怒りがおさまらない父親は、気分直しに島之内の寺に行くことに。
しかし、実際は寺にはいかず、ミナミの花街へ。
その後、吉原の夜桜を見に行くと、そこで・・・
今回の落語を料理で表現したのは、日本料理・中村先生。
取材場所は、辻調理師専門学校の別館
(レストランシミュレーション教室)にて行われました。
開始前の吉坊さんと中村先生。
なごやかな雰囲気です♪
それでは、落語食堂スタートです!
まずは、本日の日本酒「荘の郷」
大阪のお酒ですね。
最初の料理です。
「秋の八寸」
見た目も、華やかできれいな料理ですね。
どれから食べるか、悩んでしまいます。
吉坊さん「鴨肉がありますね。まさに"カモ"にされた、にかけた・・?」
中村先生「それも、少し考えました・・・苦笑」
とここで、吉坊さんはかぼすの器が気になります。細かい仕事ですね。
吉坊さん「どうやって切るんですか?」
中村先生「包丁で細かく切ります、1つのカボスから2つ作ることができます」
中村先生、今回の親子茶屋にかけて実は「親子」の料理にこだわりました。
もみじ鯛小袖寿司は・・・
中村先生「鯛は酢で〆ています。本当は鯛の子もいれたかったのですが春のものなので。」
吉坊さん「それにしても、今回の料理はお酒がすすみますね~。前回のごはんもそうでしたが 笑」
6品それぞれ、楽しめますね。
吉坊さん「料理屋さんの料理ですね。」
中村先生「柿の葉などをつけて、季節感を出しています。
この時期は、若手の料理人はカボスの入れ物を作ることが多くなりますね。
大事な仕事です。」
若手の料理人から、吉坊さんの内弟子時代の話へ・・・
吉坊さん「内弟子時代、料理は手際が大事だな~と思いました。
おかずは2品以上。それに味噌汁。となると考えながら手際よくしないと
時間がかかってしまう。」
吉坊さん「そういえば、ある日ぶた汁を作って、と言われたんです。
それで、作ったらこれは味噌汁だと言われて。
どうやら、家のルールでは豚しゃぶをぶた汁と言ってたんですね。」
それは、分からない・・笑
楽しい思い出話でした。
では、次の料理です。「鮭いくらご飯」。
親子茶屋にかけて、「鮭」と「いくら」の親子です♪
ふたを開けると、とても見た目がきれいでおいしそうです。
思わず笑顔になりますね^^
ごはんを取り分ける中村先生。
いただきまーす。
吉坊さん「鮭といくらは合いますね~。
そういえば、今回の落語は実際にあった話ではないか、という人もいます。」
とここで、吉坊さんがご飯をおかわり。
中村先生「お揚げを入れているので、いい出汁が出ています。」
吉坊さん、合計3回おかわりしました。
吉坊さん 「ご飯がおいしいってうれしいですね。永遠に食べられます 笑」
今回の落語食堂はここまで。
くわしいレシピはこちら。
次回もどうぞお楽しみに。