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『落語食堂 らくしょく』開店!(63日目)

新聞
落語食堂

2017.09.05

毎日新聞夕刊(関西版)9/5(火)号に掲載されている『落語食堂』
さて、「らくしょく」スタート!



今回の落語は「馬の尾」




釣り好きの男が、今日も奥さんに文句を言われながらも出かけていく。

出先で、木に繋いでいる馬を少しの間見ていて欲しいといきなり頼まれ・・・



担当したのは、日本料理 太田好成先生。(写真左)

今回は落語のタイトルからすぐに料理が浮かんだそうです。楽しみですね。



まずは、「水出し茶」から。
24時間かけて、ゆっくりと茶葉から抽出しました。



「自然のお茶の甘みがあっておいしいですね。」



スッキリと、でもまろやかな味わいのお茶でした。
静岡出身の太田先生。夏の帰省の際に、地元で見つけた「森町」の煎茶だそうです。



日本酒です。「上げ馬」三重のお酒です。
お銚子の燗酒で。



今回は、とことん馬づくしの予感です。



それでは、一品目。「たくあんとじゃこの旨煮」




太田先生「たくあんとじゃこと枝豆を一緒に食べてみてください。」

吉坊さん「難しいですね。やってみます 笑。」



そのままカメラ目線で。



あまりからくなく、お酒のアテにいいかも。まぁ酒をずっと飲んでる噺なんで
何でもアテになりますね、と吉坊さん。



枝豆は、丹波の黒枝豆。枝ごとゆがいて、香りをとじこめています。
料理は煮た後に半日以上おいて、味をしみ込ませています。






今回の主人公の男は、釣り好きということで。

吉坊さん「太田先生は、釣りはしますか?」
太田先生「たしなむ程度ですが、海釣りが好きです。今年は鱧の一本釣りをしました。」
吉坊さんえぇっ?!鱧って釣れるんですか!!」
太田先生「僕の地元の静岡では鱧釣りはメジャーですよ。骨切りして、食べました。おいしかったです^^」

鱧を釣る人に初めて出会った吉坊さん。とっても驚いた様子でした。



2品目です。「馬肉の馬鈴薯あげ の馬鈴薯あげ」

使っている馬肉は、馬の尾の近くにあるお尻の肉=ランプ肉を使っています。



馬が痛がる、から痛そうな表情で食べる吉坊さん。




吉坊さん「あまりチクチクせず、むしろやさしかったです。」

右側にあるには、枝豆のソース
枝豆をすりつぶして、白味噌を加えてピューレ状に。
実は枝豆を使ったのにも理由が。

枝豆を裏ごしする際に使う、この「裏ごし器」の底の網目部分に
使われているのは馬の尾なんです。



馬肉だけではなく、ここでも馬がかかっていました。うーん、なるほど!
今回のらくしょくはここまで。


料理のレシピはこちらからどうぞ。


それでは、次回もどうぞお楽しみに♪