「オカンの嫁入り」撮影日記 その12
■1月20日:<撮りこぼし分②> ワラビ餅
本日の撮影は本来なら「撮影日記 その5」の日におこなわれるべきものでした。場面に出演される役者さんたちのスケジュール、その他の都合でこの日になりました。
月子、陽子、サクさんが研二の作ったワラビ餅を食べるシーンですが、演技的にそうとうなテンションが求められるシーンらしく、役者の方々の集中は並外れたものがありました。
撮影している間にワラビ餅にふりかけたきな粉に餅の水気が滲み入り、裸眼でもわかるほどに色が変化することを予測してそうとうの分量を作成。
しかも、本蕨粉を練ってのワラビ餅、とにかく美味しそうです。テストの段階で役者の方々はけっこう口にいれてしまわれます。その結果、分量を足すのですが、やはり食べかけの上に足すと、見た目がよくないので毎回新たに盛り付けるということを繰り返しました。
製作スタッフの目は食い入るようにワラビ餅に注がれていましたので、撮影終了後に食べていただこうとけっこうな分量を盛り付け、撮影所内に置いておきました。
役者の方々には先生方が別途ワラビ餅を作成し、昼食時に食事をされている食堂まで持参し、大喜びされていました。
映画「オカンの嫁入り」は明日(9/4) 角川シネマ新宿ほか、全国ロードショー