PROFESSIONs No.122 フランス料理の道からたこ焼き店へ
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今回ご紹介するのは、『株式会社 名代秘伝の味 たこ一』 代表取締役 上村克郎さん。
『フランス料理を学び、就職するも挫折を経験。再起を果たした先で経営の大切さに気づき、知識と経験を重ね、家業のたこ焼き店を拡大。』
物心ついた頃から料理番組が好きだったと語る上村さん。大阪府堺市のごく一般的な家庭で生まれ育ったが、自営業の父親が年に一度はホテルのレストランへ食事に連れて行ってくれたという。
「初めて食べたウズラ肉の料理が衝撃的においしかったんですよね。いつしかフランス料理に憧れを抱くようになり、料理本の写真を眺めては夢をふくらませていました。だけど子どもがプロ野球選手になりたがるのと同じで、叶わない夢だと勝手に思い込んでいたんです」
高校に入ると、周りと同じように大学へ進学するのが決まったコースかのように思っていた。しかし2年次に見かけた進学情報誌で、調理の専門学校のページに目を奪われる。・・・本編を読む
profile.
大阪府出身。大阪府立泉北高等学校からエコール 辻 大阪に進学。辻調グループ フランス校を2003年に卒業後、東京の洋食店に就職。挫折を味わうが、宅配業者でのアルバイトで立ち直り、千葉のパン店、茨城のフランス料理店『コワン ドゥ フルノー』での経験を経て、リクルート社の営業職に。2008年11月に帰阪し、両親が営むたこ焼き店を継承。店舗数を増やし、2020年10月現在、フランチャイズも含めた9店舗を有する企業の代表を務める。