「2014 Groumet Taiwan Summit & Forum」にて講演
10月22日、台湾で開催された「2014 Groumet Taiwan Summit & Forum」にて
辻芳樹校長が「日本の食文化」について講演を行いました。
聴講者は、台湾の飲食業界、製造業者、そして大学で飲食関連の経営などを専攻する学生ら約300名。午前中は「食健康」というテーマで講演とディスカッション、午後からは「食文化」というテーマで辻芳樹校長を含めた3名の講演と、ディスカッションが行われました。
辻芳樹校長 講演 : 「日本料理の伝統と革新」
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日本という島国は四方を海に囲まれ、山川で肥えた大地を持つ大変豊かな食の国であり、その恵まれた環境から、日本料理はどのような歴史を辿って現在に至るのか、わかりやすい絵を使った解説を加えながら講演を行いました。室町時代である程度完成した日本料理は、鎖国によって独自性を加速させ、東京、京都、大阪という地域色が強くなります。各地域が互いに影響し合いながら日本の食文化を育み、開国後は中国、西洋からの食の伝来も日本独特のジャンルに再編集して、日本の食文化の歴史は発展してきました。 という内容の講演を行いました。
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辻芳樹校長の講演後は、
Head of International Development FERRANDI-Paris
Michel Mouisel 氏の講演と、
Founder of Kai Ping Culinary School
Hui Wen Hsia 氏の講演があり、
最後は、彼らと共にディスカッションを行いました。
聴講者の方々には日本の食文化の歴史に大変興味をもっていただけたようで
イベント終了後には次々と挨拶に来る方に囲まれておりました。
今回は、全編英語で講演を行い、それを同時通訳で中国語に翻訳される状況でしたが、
通訳を担当してくれた方からも、大変興味深く
わかりやすい内容で通訳をしていて楽しかったと感想をいただきました。
学生の質問に答える辻芳樹校長
食を通して、台湾の方のみならず、
本校と同じように招聘された、歴史あるフランスやイタリアの
調理学校の先生やシェフと交流ができ、
大変有意義深いイベントであったと思います。
台北市長をはじめ、30名を超える
飲食業界の方々との会食も楽しい時間でした。