潮仕立! 【辻日本料理マスターカレッジ】
おはようございます!
本日は料理講習の内容をアップします!
今回は「椀の仕立て方」の2回目。
日本料理では「椀刺」といい、椀は造りとともにとても大切にされています。
まずは「鯛の潮仕立」。
日本料理の魚の代表選手、天然鯛のあらを使って、贅沢な一品です。
水、酒、爪昆布と鯛のあらでだしをとって仕立てます。
素材そのものの味が出ますので、鮮度が命です。
季節の独活と山椒の木の芽を添えます。
次に「おこぜすっぽん仕立」。
少しくせのある材料に向く仕立て方で、たっぷりの酒とともに火にかけます。
おこぜは背中のとげに毒を持っていて、危なくないように網で丸焦げになるまで焼いてから処分します。
顔が不器量でとげが物騒ですが、中の白身は上品でとてもおいしいです。
酒を利かせただしはこくがあり、とても味わい深いです。
香りは葱と生姜が良く合います。
最後は「オクラとろろ」。
夏にぴったりの、のど越しのよい汁ものです。
真ん中に乗せているのは秋田名産のじゅんさいです。
器にたっぷりの氷を入れ、涼しげな演出をしています。
夏の到来を感じさせます!
次回は「造り」。
鮪の作どりは、ダイナミックな一大イベントです。
次回アップをお楽しみに!