河豚を学ぶ【食材と食文化】辻日本料理マスターカレッジ
辻日本料理マスターカレッジです。
今日は食材と食文化の授業。
内容は「河豚(ふぐ)」です。
丸くて少し可愛らしい見た目とは裏腹に
猛毒、テトロドトキシンの持ち主なのは有名ですね。
ふぐによっては毒の強さ、部位は多少異なります。
主に肝臓、卵巣に毒を持っていることが多いですが
種類によっては皮や精巣にもあるので注意が必要です。
ふぐの毒はいくら加熱しても無毒化しません。
誤って毒のある部位を食べてしまうと最悪の場合死に至りますので
ふぐをさばく場合は都道府県ごとの免許が必須となります。
学校で扱うものは、身欠き(みがき)のもの。
下ごしらえされ、無毒なものを入荷していますのでご安心ください。
(写真は、霜降りなど、身欠きをさらに下ごしらえした後のものです)
さて、今回はこちらのふぐを使って
中野先生に料理を仕上げていただきます!
まずは煮凝り。
ふぐの鉄皮を使用して、調味しただし汁と一緒に固めます。
透き通っていてとても綺麗ですね~
続いて薄造り。ふぐ刺し、てっさとも言いますね。
から揚げ。
地漬けしたふぐに粉を打ち、香ばしく揚げます。
最後にてっちり、ふぐ鍋です。
ふぐのひれがあったため、干して炙り、
ヒレ酒の作り方も説明していただきました。
(こちらの試飲は行っていません)
ふぐを食べたことのない学生も多く見受けられたので感動していました。
また、新たな食材との出会いで学びも多かったようです。