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ポワレ?ソテ?【調理実習】辻調理技術マネジメントカレッジ

辻調理技術マネジメントカレッジ

2022.09.02

辻調理技術マネジメントカレッジ1年【調理実習】の授業の紹介です。

今回のテーマは、『焼く』です。
西洋料理では『焼く』と言っても沢山の調理法があります。
今回はその中で、ポワレ、ソテにチャレンジです。


まずは下処理。お魚を3枚に卸し、にんにく、タイム、オリーブ油でマリネしました。
生臭みが中和されてより美味しく頂けます。お魚は『イサキ』を使いました。


付け合わせも仕込みます。ズッキーニ、なすのスライスをさっと炒め、トマトと交互に重ねます。
にんにく、タイムで風味付けしてオーブンで焼き上げます。


お魚は『ポワレ』にします。
フランス語でフライパンを『ポワール』と言い、フライパンで焼くことを『ポワレ』と言います。
皮目はパリっと、身はふっくらと焼き上げます!


いよいよ仕上げ!熱いうちにキレイに盛り付けます。美味しそうに出来てますね!


『イサキのポワレ、ピストゥ添え』 
『ピストゥ』とは南仏の方言で『バジリコ』の事を指し、
バジリコ、にんにく、EXオリーブ油、レモン汁、塩、こしょうで作った緑のソースです。
ポロねぎとバジリコのフライも添えてあります。夏らしく、さっぱりと頂けます!


鶏もも肉は『ソテ』にします。こちらも皮目はカリッと、中はジューシーに焼き上げます!

先ほどの『ポワレ』と何が違うの?と思われる方も多いでしょう。
『ソテ』とは、フライパンや背の低い鍋を使い、比較的短時間で火を通し、
表面は香ばしく、中はジューシーに仕上げる調理法。
『ポワレ』はフライパンを使い、『ソテ』の様に火を通す調理法と、
大きな塊肉をじっくりと蒸し焼きにする調理法の2種類あります。
今回の『ポワレ』の場合は『ソテ』とほぼ同意語という事になります。


鶏を焼いた鍋には、鶏のうま味がこびりついているので、それを使ってソースを作り、仕上げます!


『鶏のソテ ヴィネガー風味』
玉ねぎ、トマトペースト、白ワイン酢、鶏の出し汁、バターでソースを作ります。
しっかり煮詰めると酸っぱくないんです!アンディーブのブレゼ(蒸し焼き)、きのこのソテを添えてます。

上手に『焼く』には、素材を入れる瞬間の鍋やフライパンの温度、焼いている間の火加減の調整が重要です。
人によっては表面が焦げかけたり、逆に香ばしさが足りなかったりも見受けられましたが、
どこをどうすれば改善できるかは理解できたようです。
鍋やフライパンの中の状態で判断して火加減が調節できるように、今後も沢山料理を作っていきましょう!