「落語食堂 - らくしょく - 」は上方古典落語の噺に登場する料理を辻調理師専門学校の先生が再現し、
落語家の桂吉坊さんと"お喋り"を展開する毎日新聞夕刊（近畿版）の連載です。

第３回目の噺は『青菜』。
"鯉の洗い"を楽しんでいた二人ですが、旦那さんが口直しに"青菜"が食べたくなった。
奥さんを呼び出し、"青菜"を出すようにと言ったが、そこで奥さん、
"青菜" は食べてしまって、もうないと・・・。
二人が食べれなかった"青菜"を再現しました。

[小松菜煮びたし]

●材料●　（4人分）

小松菜・・・・・・1束
油揚げ・・・・・・1枚
煮汁
＿だし汁・・・・・400cc
＿酒・・・・・・・30cc
＿みりん・・・・・60cc
＿塩・・・・・・・適量
＿薄口醤油・・・・30cc
煎り胡麻・・・・・適量
糸花鰹・・・・・・適量
サラダ油・・・・・適量

●作り方●
(1) 小松菜は水で洗い、4cm長さに切る。
(2) 油揚げは湯通しして水気をきり、縦半分に切り、小口から細切りする。
(3) 鍋にサラダ油適量を熱し、小松菜を炒め、しんなりしたら、油揚げを加えて炒める。
(4) (3)に煮汁を加えて沸騰させ、あくを取る。火からおろして冷ます。
(5) 器に盛り、煮汁をたっぷりかける。煎り胡麻を切り胡麻にして振り、糸花鰹を天盛りにする。

※ 胡麻油で炒めてもよい