【ビバ!!ベバレッジ】とろーり濃厚ショコラ・ショー
はじめまして。
今回初めてコラムを担当させていただきます片山と申します。
今はエコール辻大阪の辻カフェフード・スイーツマスターカレッジで、西洋料理の職員として働いています。
ドリンク関係のコラムを担当するにあたって何を題材にしようか色々悩みましたが、自分が大好きな飲み物にしようと思い選んだのがショコラ・ショーです。
ショコラ・ショーとは温かいチョコレートドリンクのことです。
粉末のココアはカカオマスからカカオバターを除いて作られるのですが、ショコラ・ショーはチョコレートをそのまま刻んで牛乳などに溶かして飲むので、ココアと比べるとより濃厚で風味の強いものとなっています。
私が初めてショコラ・ショーに出会ったのはフランスのとあるカフェでした。
冬の寒さが厳しい日で、観光をしようと街中を歩いていたのですが、あまりの寒さに耐えかねて思わず近くのカフェに飛び込みました。
さて、何を飲もうか迷っていたとき、隣のマダムが飲んでいるカップの中からあまーいいい香りが・・・。
「ココアかな?久しぶりに飲んでみようかな。」と注文したのですが、日本で飲んでいたものとは大違い!!
とても濃厚でとろりとして口当たりが良く、チョコレートのすばらしい香りと甘さでうっとりとしてしまいました。
飲んだ後は身体の芯から温まりました。
それ以来、寒い日はショコラ・ショー!!・・・と私の冬の定番の飲み物となりました。
写真: 私が初めて飲んだお店のショコラ・ショー。
とっても濃厚でおいしかったです。
最近では嬉しいことにショコラティエやカフェでも取り扱っているお店が増えて、日本でもおいしいショコラ・ショーが飲めるようになりましたね。
また、家で手軽に楽しめるように粉末状になったものなども販売されています。
写真: 粉末状になったショコラ・ショーの素。
牛乳に溶かして温めるだけで、手軽に本格的なショコラ・ショーが楽しめます。
ココアパウダーとは少し違って、よりチョコレート感がありました。
では、もう少し本格的で濃厚なショコラ・ショーを楽しみたい方のために、簡単なレシピをご紹介いたします。
<材料>2~3人分
チョコレート 75g
生クリーム 75ml
牛乳 200ml
① 細かく刻んだチョコレートに温めた生クリームを全て加え、中心から少しずつゆっくりと混ぜ、チョコレートを生クリームで「つなぐ」ように合わせる。(いきなり全体を混ぜてしまうと油分と水分が分離してしまうことがあるので、少しずつ溶かす)
② ①に温かい牛乳を少しずつ加え、溶きのばす。
③ 鍋に入れて、もう一度温めながらハンドミキサーなどで泡立てる。
冷たい牛乳で溶きのばして冷たい飲み物として楽しんだり、上にホイップクリームやちょっとアメリカンな感じでマシュマロを乗せたり、ココアパウダーやシナモンパウダー、オレンジピール等、いろんなフレーバーを加えて楽しんだり、チョコレートの種類を変えてビターなものやホワイトチョコレートを使ってみたり・・・。
色々アレンジが楽しめるので、自分好みのショコラ・ショーをぜひ作ってみてください。