【おやつ!おかし!和菓子!】茶ぶくさ
<【おやつ!おかし!和菓子!】ってどんなコラム?>
●茶ぶくさ●
上元:さあ、今年度もはじまりましたね!
齊藤:そうだねぇ。学生たちも学校に慣れてきたし、お菓子でも作ろうかなー。
上元:「茶ぶくさ」なんかどうですか?
齊藤:いいね!学校ではプロと同じ平鍋を使うけど、家庭だったらホットプレートで代用できるし、このコラムを読んでくださっているみなさんにも、作りやすいお菓子だね。
上元:スーパーでも売っていて、わりとおやつ感覚で食べられるお菓子ですし。
齊藤:このコラムにはぴったりかも。
上元:生地の作り方に特徴がありますよね。いきなり、粉に水を加えて作るのは、どうしてですか?
齊藤:水と粉をよくすり混ぜて、生地の粘りを均一にしておくと、膨張材で膨らんだ気泡が均一に蜂の巣のような状態になるからだよ。
上元:だから、表面がきれいに焼き上がるんですね~。
齊藤:そういうことっ!
上元:突然なんですけど、最近、友人の結婚式に行ってきたんですよ。
齊藤:それは、なんかお菓子にまつわる話?
上元:「袱紗(ふくさ)」っていうものを使ったわけでして......。
齊藤:なるほど!
上元:わかっちゃいました?
齊藤:餡を柔らかい生地でふんわり包み込んでいるところが、このお菓子の名前の由来だからね。
上元:そうなんです。袱紗で包むような感じのお菓子かと思いまして。
齊藤:うんうん。
上元:袱紗は慶事や弔事のとき、ご祝儀やお香典などを包む布のこと。
齊藤:のし袋の水引がくずれたり、袋がしわになったりしないように袱紗で包むのよね。
上元: 送り先への喜びや悲しみをともに気持ちも一緒に包む。美味しくなるようにと気持ちも込めて、さっそく作りましょう!
立嶋:生地を焼くとき、やけどには十分注意してくださいね!