【好吃(ハオチー)!中国料理!】みかんの皮で作った陳皮を使い、身体の内側からキレイに!
身体の中からキレイに!
ということで、前回の美肌に続き、内面から美しく!というテーマでやっていきましょう!
といっても、肌にいいもの、身体にいいものは値段が張りませんか?なるべく身近にあるもので、手軽にできないかな。と、こたつでみかん食べながら考えていました。
これ!みかんの皮!ひらめきました。
みかんの皮で陳皮を作ろう!
陳皮とは漢方薬で使われている橘皮(きつひ)の別名で、みかんの皮を乾燥させたものです。効能として、胃腸が弱く胸腹がはる、食欲不振、嘔吐に効き目があり、痰を除き、咳を鎮めるなどで、多くの漢方薬にも用いられています。
日本のみかんの代表的な品種が温州(うんしゅう)みかん。中国の地名がつけられていますが、鹿児島原産です。明代に日本天台宗の僧が、中国の浙江省黄岩産のみかんの種を持ち帰って蒔いたものの変種です。留学僧の多くが温州から帰国したことから「温州みかん」と呼ばれるようになったといわれています。このみかんは寒さに強いので栽培しやすく、手でむいて食べられるので他の果物より手軽で、貯蔵がきくので需要が多いのでしょう。
栄養の話に戻りますが、みかんは皆さんご存知の通りビタミンCが豊富に含まれていて、二個食べると一日に必要なビタミンを摂取できると聞きますよね。しかし、皮にもたっぷりの栄養素が含まれているのです。かといって皮ごと食べるのはちょっと勇気がいるし、焼きみかんなどもよく聞きますが、あったかいみかんは抵抗がある、、そう思っている人必見です!
陳皮は簡単!みかんをむいて実は食べて、皮はゴミ箱へではなく、天日干し、もしくは風通しの良い場所で干す。乾燥したら使用できます!
以上。
え?!終わり?
終わりです。簡単すぎませんか。ほっておいても出来ます!
ちなみに香港の道端ではこのようにして売られています。
この手作り陳皮を使い、二品作ってみました。
一品目は「牛肉の陳皮風味サッと煮」。
これはタンパク質を豊富に含んでいる牛肉と、陳皮の風味がよく合う!ピリッと辛くてお酒のあてにもいいですね!
もう一品は「陳皮と小豆のさっぱりお汁粉」。
今の寒い季節にはもちろんですが、日本のお汁粉と違いさらっとしているので、夏に食べてもいいかもしれません。そして 小豆にはポリフェノール、食物繊維、鉄分などが多く含まれているので、アンチエイジングの効果、水腫、脚気、下痢にもよいなどなど、いいことづくしのお汁粉ですね!
是非是非作ってみてください!
それとおまけにもう一つ。
陳皮で皆さんの身近にあるものを作ってみます。これです。
手作り七味唐辛子!
七味唐辛子にも陳皮が入っているなんてご存知でしたか?!
私も七味唐辛子は買うものと思っていましたが、こんなに簡単に作れるなんて、今までなんで気がつかなかったのだろうと後悔。
では紹介します。まず材料ですが、今回入れたものは、
上から時計回りに、一味唐辛子、手作り陳皮、龍井茶、花椒(中国山椒)、青海苔、白胡麻、黒胡麻の以上七種類です。
手作り陳皮はミキサーで細かく粉末にし、龍井茶は手でつぶし、残りの材料を混ぜます。
以上!
簡単!今回は手作り陳皮を多めにしたので、食べる七味とでもいいましょうか、とても美味しく作れました。種類、量はお好みで結構です。自分だけのオリジナル七味が出来ますよ!
それともう一つ。
陳皮胡椒というのは如何でしょうか。胡椒挽きのなかに、白粒胡椒と陳皮を入れて挽くだけ!!
これもまた手軽で、しかも陳皮の風味と胡椒がよく合う!
料理のアクセントに是非お試し下さい。
まずは内側からです!
皆さんも一緒に手軽に身体の内面から美しくなりましょう!
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