【菓子まし娘のお菓子講座】ってどんなコラム？

菓子まし娘のケック・オ・シトロンよもやま話

＊作り方の方程式＊

バター生地　＋レモン　＋アプリコットジャム　＋アイシング　＝ケック・オ・シトロン　

　　　　

美穂：毎日暑い日が続きますね～(ー_ー)
でも甘いものを食べたい欲は無くならないですよね～......
ということで、レモン風味のケック・オ・シトロンを作ってみました！
焼き上がりにラム酒入りのシロップをうって、
ラップでくるんでしっとりバターケーキを目指しました！
表面のアイシングにもレモン果汁を入れてよりレモンを強調してみています。
皆さん、一緒にお茶しませんか？♡（＞▽＜）♡
アイスティーも用意してまーす。

村瀬：いいねぇ～！！
ひんやりスイーツばっかりだと体が冷えすぎちゃうし、かといって甘すぎるのも......
アイシングが半透明で涼しさを感じるね（*^_^*）
切り分けま～す！皆さんどのくらいか言って下さい♪
お！シロップ打ってある感じだね☆切り口触った感じがしっとりしてるね～。

弥生：あっ、本当だぁ～かなりしっとりしているね。
ではいただきま～す（＾o＾）パクパク うむうむ......
レモンの酸味がフワッときて美味しいね！！！

祐子：暑い日にも、いっぱい食べれちゃいますね☆
ところで、表面がきれいにパックリ割れてるけど、 なにかしてるのかな？？

美穂：あっ、祐子先生気付いていただけました？ちょっと小細工しちゃいました♡
オーブンに入れる前に真ん中にバターを一本絞ってみました！
こうすると、バターを絞ったところは、最後まで乾燥せずに、柔らかい状態で残るので、
そこから中心の生地が噴出してきてきれいに割れてくれるんですよね！
あと、生地の作り方もちょっとかえてみたんですけど......。

麻紀：このキメの細かさ、しっとり感...... ん！もしやフラワーバッター法！？

美穂：麻紀先生！大正解です♪♪♪
これは好みですが、シュガーバッター法で作るバターケーキより、
フラワーバッター法で作る方がしっとりしていておいしいなぁと思うんです♡
シュガーバッター法は、バターに砂糖を入れてしっかり空気を抱き込み、
卵を入れてつないでいく一般的な作り方ですけど、
卵がちゃんとつながっていかなかったら分離しちゃって膨らみが弱かったりと
焼き上がりにも影響しちゃいますよね......。

でもバターの温度とか卵の温度調節がうまくできると、
ふわっともろい触感の仕上がりになっておいしいですよね(*^_^*)
フラワーバッター法は、柔らかいバターに小麦粉を入れて混ぜてから
砂糖を合わせた卵を入れる作り方だから、分離する心配はないですよね。
食感はふわっより、目が詰まってしっと～りした感じですよね。
この食感が好きなんです！ お菓子作り初心者の人でも作りやすいですしね。
......そういえば、私、学生時代、シュガーバッター、フラワーバッターのバッターって
バターの事だと思ってました。
材料を「しっかり混ぜる」という意味のバッター(batter)だと知ったのは、もっと後でした......。

弥生:おっとっと......

村瀬：(―_―)！！

祐子：えっ......

麻紀：美穂さん......

美穂：えっ！？皆さんの反応が...... きゃ～！恥ずかしい～。