【菓子まし娘のお菓子講座】アニョー・パスカル
菓子まし娘のアニョー・パスカル よもやま話
*作り方の方程式*
生地×子羊の型= アニョー・パスカル
祐子: もうすぐ復活祭(イースター)ですね!!
ということで、アニョー・パスカルagneau pascal焼いてみました~♪
フランス語で、アニョーは「子羊」、パスカルは「復活祭(パックPâque)の」っていう意味ですけど
かわいい子羊さんたちがいっぱい出来ましたよ♡♡♡
弥生:かわいらしい羊たち❤
フランスのパティスリー(お菓子屋さん)にこの季節になったらズラリと並んでいたよ(^o^)/
この型が独特だよね~
美穂:パックっていうと、フランスだとクリスマスぐらい大事なイベントって聞きました!
日本ではまだなじみがないですよね?
恥ずかしながら私もあまりよくわからないです...。
アニョー・パスカルって聞くと、あの羊の陶器の型をイメージするんですけど、なぜ羊でなぜ陶器なんですか~?
麻紀: たしかに、日本では、まだあまり見かけないねー。
なぜ、羊かというと、キリスト教にとって、羊って重要なシンボルで
パックの際にいけにえの羊を食べる習慣からくるっていう説と
キリストは罪を取り除く「神の子羊」といわれていて、そのキリストの復活を祝うためという説があるんだって~。
陶器の型以外に、金属の型なんかもあるけど、スフレンハイムっていう
アルザス地方の北部にある、陶器で有名な村で、このアニョーの型がたくさん作られているんだよ。
祐子:実は、今回私が使ったこのアニョーの型も
弥生先生がスフレンハイムで買ってきたものを貸してもらって、焼きました~♪
弥生: そうそう♡フランス校に勤務しているときに、行ってきました!!
スフレンハイムという小さなかわいらしい街で、歩けば陶器屋さんにあたるという...
さまざまの大きさのクグロフ型やアニョー型が山積みになって売られてたよ。
今回のアニョー型も厳選して選んできました。
美穂:へぇ~♡♡♡
やはりフランス菓子は宗教との結びつきが強いですね!調べていくと面白いです♪
話は変わりますが、このお菓子も食べ方とかあるんですかね~?
弥生:アルザス地方では復活祭の日の朝食で食べられるんだって~
軽いスポンジ生地のような焼き菓子で表面に粉糖がふられているよ!!
生クリームやジャムをそえて食べても、おいしいかもね(^o^)/
祐子:いいですね~!!
なんかお腹減ってきちゃったので、みんなで羊ちゃん食べちゃいましょ(o^^o)♪
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復活祭について
金曜日に十字架に架けられたキリストが3日目に復活したことを祝う、キリスト教の宗教祝日。
春分の日以降の最初の満月の次にくる日曜日とされ、3月下旬から4月中旬で、毎年日にちは移動する。
フランスでは翌月曜日が法定休日になる。