【ベンチタイム】揚げたて「カレーパン」を作る!
●●●●● カレーパン の よもやま話 ●●●●●
松田(以下M):今回は、日本で誕生したカレーパンの登場です!明治の初期、日本に初めてカレーが上陸しました。それから時を経て、ライスカレーやカレーライスという名前で一般にも認知されるようになった頃、カレーパンは誕生しました。カレーパンの元祖は東京の江東区にある「カトレア」(当時「名花堂」)が1927年に実用新案登録した「洋食パン」と言われています。ただ、こちらは「カレー」という言葉は含まれていないんです。それから数年後に、練馬区の「デンマークブロート」で、カレーサンドの発売が開始されます。それが後に、衣を着けて揚げるようになりったともいわれております。
福知(以下F):カトレア!有名ですよね。テレビとかでも元祖って言われているのを聞いたことあります。でも、日本で誕生したのは知らなかった!カレーサンドってゆうのもおもしろいですね!ちなみに私は断然油で揚げたカレーパンが好きなんですけど、焼きカレーパンもありますよね。カロリーが気になっちゃった時はこっちも買っちゃう時があります。
亨子(以下K):カレーパン!魅力的~!!日本で誕生したんですよね。上級者向きそうな、でもよーく考えれば冷凍庫に残りのカレーがあれば比較的すぐ出来そうですよね?でも、油で揚げるからチョット怖いな~破裂したりしないですか?
M:カレーパンを破裂させず上手に揚げるには、気をつけるところがいくつかあります。まず、具の包み方。カレーパンの具には油が入っているので、包むときの生地のつなぎ目にこの具が少しでも付いていると、揚げたときに開いてしまいます。 そして、揚げる前の発酵時間。この時間が短いと生地が緩んでいないので、油の中で膨らむ際、破裂してしまいます。揚げるときのコツは、生地のとじ目(つなぎ目)から揚げると破裂しずらく、上手に揚げる事ができます。
F:なるほど!前にあんぱんで「具を包む」というのはしましたけど、「揚げる」となるとまた気をつけないといけないことがでてきますね!破裂しちゃうとおいしさ半減ですもんね!油っこくなっちゃうし!注意しないと!でも古村先生、破裂するのがちょっと心配なんて・・・もしかして怖がりだったりします?(笑)
K:そう怖がりなの!でも怖い人って結構いると思うけどなぁ・・。それに破裂しちゃうとカレーが出てきちゃって、油も悪くなっちゃうし、悪いことだらけよね!具のカレーにも破裂しない工夫とかあるんじゃないかなぁ?カレーは通常の物と同じ硬さですか?レトルトでもOK?
M:具の固さは重要です!カレーライスの固さだとゆるすぎて、包むのが難しいうえに、揚げるときに具がはみ出して破裂してしまいます。今回は粉末のマッシュポテトを加えて調整していますが、他にも小麦粉で微調節しても良いでしょう。キーマカレーのように具が多く、ルゥが少ない物なら、そのまま包むことも可能です。レトルトのカレーは固そうに見えるんですが、カレーパンにはやわらかすぎるので、加熱した状態で固めに調節してください。固さの目安は、お箸などをカレーに刺して立つ状態です。そうそう、成形のときも生地を同じ厚みに伸ばさないと揚げる時にひっくり返しずらかったりしてしまうので気をつけてくださいね。
F:そういえば、あんぱんの時の餡も少し固めでしたもんね。そして成形にもポイントが!メモメモ・・・と。
K:結構ポイントがあるのね!なんだかこの注意点を気をつければ破裂しないで美味しいカレーパンができそうな気がしてきたわ!あと、冷めたカレーパンってレンジで「チン」しても大丈夫なのかな?やっぱり温かいのが食べたいからできたらうれしいな。
M:え”っ、ごめんなさ~い↓。でも、いつものカレーより少し塩を利かせた方が、カレーパンには丁度良いんですよ~!
F・K:ふんふん、納得・・・・・・。
<コラム担当者>
ゼンメル松田 松田 哲治
クリームパン福知 福知 ゆかり
菓子まし娘 古村 亨子
<このコラムのレシピ>
カレーパン