【怖くない、怖くないインターナショナルクッキング】い~っぱいあるよね、「ファストフード」!!
【怖くない、怖くないインターナショナルクッキング】ってどんなコラム??
私の少年時代、軽自動車で街中を移動し、細長いロールパンというかコッペパンに炒めたキャベツとソーセージを挟み、黄色いマスタードと赤いケチャップでライン書きしたホットドッグを調理し販売する人々の姿がありました。
いつ頃からでしょうか?
「ファストフード」なんて言葉を使い出したのは?
私が最初にハンバーガーを口にしたのは10代半ば、1970年代初期の頃だったと記憶しています。まだ牛肉が高価な食材で、我家の食卓に登場するのは月に1~2度程度でした。
ハンバーガーは、パティと呼ばれる薄い円形に固めた牛ひき肉を焼いたハンバーグを同じくらいの円形に成形して焼き上下2つ割にしたバンズ(パン)に挟み込んだ、アメリカの料理で数多いサンドイッチ料理の一種です。バンズの上部を「クラウン」、下部を「ヒル」と呼んだりもします。
またそれと時をほぼ同じくして、フライドチキンやドーナッツなどのアメリカ系ファストフードチェーンが広まっていったように思います。
ファストフード(fast food)とは、短時間で作れる、あるいは短時間で食べられる手軽な
食品・食事のことですが、高カロリー、高脂肪、栄養素の偏りがあり、手早く食べられるため
過剰摂取の可能性が高いので、「ジャンクフード(junk food)」の一種とされることがあります。
生活習慣病になりやすい要素を沢山取り揃えている、つまり「死に至らしめるのが早い(=fast)食べ物」をしてファストフードと定義する、とまでいわれることがあるようです。
江戸時代以来、日本には蕎麦やうどんや寿司、天ぷらなどの屋台形式の店舗が存在しています。ある意味において、こうした店舗の食品がファストフードであるとする考えも成り立つ可能性がありますが、上記のような扱いを受けることは無いと思っています。
さらに近代の日本においては、牛丼やラーメン、カレーライス、回転寿司などの食品もファストフードとしての扱いを受けチェーン化している店舗の数も増加傾向にあります。
では今回の料理を紹介しましょう。
ハンバーガーも美味しいのですが、周りが海で囲まれている日本なので「シーフードバーガー」にしましょう!!
ヒラメやカレイなどの白身魚をすり身にして生クリームを加えたムース生地をベースにし、サーモンや帆立貝、えびを混ぜ込んだシーフードのパティを主材料にしました。フランス料理のテクニックを使い、それをアメリカンとしてカジュアルな形で仕上げたバーガーです。さらにアヴォカドもサンドし、滑らかな歯ざわりになるように作り上げています。
料理自慢の方は、マヨネーズは勿論のこと是非バーガーバンズも手作りにして「シーフードバーガー」を楽しんでください。さらに今までに紹介しましたコールスローもリピートレシピーとして使っていますので、応用料理にもつながると思っています。
好みで「フライドポテト」や「ピクルス」なども組み合わせてください。
「ファストフード」ではなく、立派なレストランの逸品料理です。
[caption id="attachment_29" align="alignnone" width="300" caption="シーフードバーガー"][/caption]
[caption id="attachment_22" align="alignnone" width="300" caption="サイドメニューもご一緒に!"][/caption]
<コラムの担当者>
スパイスの魔術師
三木 敏彦
<このコラムのレシピ>
シーフードバーガー