【それゆけ!じゃぱに~ずクッキング♪】 珍しい野菜で日本料理
<【それゆけ!じゃぱに~ずクッキング♪】ってどんなコラム?>
●ロマネスコ胡麻あえ●
珍しい野菜
このあいだ、ネットで何気なく「珍しい野菜」と検索すると、ビックリするくらいたくさんの写真が出てきました。見たことも聞いたこともない野菜もあれば、ここ数年で出回ってきたものもあり、昔ながらのものもあり、楽しく閲覧しました。
料理人の性で、野菜の写真を見ていると、どんな味がするのだろう?食感はどんなだろう?どういうふうに調理をしたら美味しいのだろう?旬はいつなのか?どこから来た野菜なのか?などと考えてしまいます。
近所の量販店に行っても、ときどき不思議な野菜が並べられています。説明書きの札が添えられていて、どのようにして食べると美味しいかなどが書かれていて、「なるほど!そうなんや......」と納得することもあります。
日本は世界でも類を見ないくらい、世界中の色々な料理を食べることができる国で、食材も豊富です。そんな日本に、これからまだまだ新しい食材が増えてくるのかと思うと、ワクワクしてきます。
和食という広義で解釈すると、今は珍しい野菜であっても、いずれは定番の食材となり、誰もが手軽に楽しめるようになることだろうと推察できます。事実、じゃがいも・たまねぎ・トマトなど、もともと日本にはなく、昔に渡来してきたものがたくさんあります。これらは現在、普通に皆さんも食しています。この先、珍しい野菜が美味しい料理になることが楽しみでなりません。もちろん、自分でもいろいろ調理して味わってみたいです。
●これがロマネスコという野菜です●
2013年末に「和食」がユネスコの無形文化遺産に登録されたことで、注目を集め、世界のあちこちに和食レストランがオープンしています。和食を教える者として、食文化が変化しつつあることに危惧を感じながらも、新しい食材にめぐり合えると、いかにして美味しく・美しい料理へと仕上げていくかを考えてしまいます。でも、根底では、和のテイスト(文化)を見失わないように心がけたいものです。
●ロマネスコのアップです●
今回の料理は「ロマネスコ」を使っています。量販店でもよく目にするようになった野菜です。なんともユーモラスな形をした野菜で、ブロッコリーやカリフラワーの仲間のようです。
機会があれば、ぜひ、調理をして味わってみてください。
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