「アイアンシェフ」大晦日スペシャル!【第1試合】
12月31日(土)「アイアンシェフ」大晦日スペシャル!
「世界の鉄人ドリームマッチ!アイアンシェフ生対決スペシャル」
2012年を締めくくる「世界の鉄人」とのドリームマッチ。
音楽もオーケストラの生演奏が加わり、さらに豪華な装いとなったキッチンスタジアムでは、世界の鉄人との熱い戦いがありました。
第1試合、アイアンシェフ須賀氏に対するのは、タイのアイアンシェフ、イアン・キティチャイ氏。豪快なパフォーマンスで料理とともにエンターテインメントとして番組を盛り上げてくれましたね。クールなアイアンシェフ須賀氏との対照的な対決でした。
では、
【第1試合】について解説を始めましょう。
■第1試合■
アイアンシェフ: 須賀 洋介氏
対戦者: イアン・キティチャイ氏 (タイ)
テーマ食材: 伊勢えび
解説: 可児 慶大先生(西洋料理)
<キーワード> 伊勢えび
今回のテーマ食材は、伊勢えび。
お正月のようなお祝いの席によくみられる伊勢えびは、長いひげと腰が曲がっている姿を老人に見立て長寿を願う食材。かつて伊勢の特産物だったためについた名前で、茨城県以南の太平洋沿岸に分布し、夏の産卵期は禁漁となる。ただし、生簀に入れておくことができるため、市場には一年中出回る。旬は、秋から冬。体調は15~50㎝。
<キーワード> カルパッチョ
アイアンシェフ須賀氏が作った伊勢えびの「カルパッチョ」。
日本ではカルパッチョといえば魚介のイメージが強いようだが、本来は生の牛肉をマヨネーズベースのソースでデコレーションした「イタリア版牛刺し」ともいうべき料理。
⇒もっと知りたい:カルパッチョについて
http://ryouri-kentei.jp/yomu_ryori/201205.html
今回は、キティチャイ氏はもちろん、アイアンシェフ須賀氏もタイ料理を意識した料理となりました。
<キーワード> カピ(蝦醤)
小エビを塩漬けにして発酵させ、ペースト状にした調味料。
<キーワード> カー
アジア料理でよく使われるショウガ。日本ではナンキョウ、英語ではガランガル(galangal)、タイ語ではカーと呼ばれ、外見は土ショウガによく似ているが、断面はより白くて固く、辛味が強くてピリッとした味わいが特徴。日本ではまだまだ知名度が低く、薄切りにしてタイ料理でお馴染みのトム・ヤム・クン(エビのスパイシーでホットなスープ)やトム・カー・ガイ(鶏肉のココナッツミルク入り、スパイシースープ)の食材の一つとしてレモングラスやこぶみかんの葉と一緒に使われたり、細かくすり潰してタイの各種カレーペーストの材料にもなり、食欲を増進させる。
⇒もっと知りたい:タイ料理について
https://www.tsujicho.com/oishii/recipe/world/kowakunai/thai_recipe.html
⇒もっと知りたい:アジア料理でよく使われるショウガについて
https://www.tsujicho.com/oishii/recipe/world/kowakunai/syouga.html
勝利の美酒はアイアンシェフ須賀氏に
健闘を称え、対戦を終えてのイアン・キティチャイ氏と可児先生