"グレーテル"のスタジオから【豊子母さんのいちご大福】
4月5日放送の「豊子母さんのいちご大福」いかがでしたか?
さて、新年度の初回は、広島カープの中東直己選手のお母さん、豊子さんが作る「いちご大福」。
息子のために、200個ものいちご大福を作ってキャンプに差し入れるという
選手の間では、「勝利を呼ぶ」縁起のいいお菓子だそうです。
さすが、グレーテルのかまど。
小物にまで細かい演出です。
今回のいちご大福のポイントは、白あんです。
うっすらと苺の赤が透けて、ほんのりピンク色の可愛らしいいちご大福ですね。
年度もかわったので、改めてご紹介しておくと
いちご大福を担当するのは、
辻製菓専門学校の金澤先生と、松本先生です。
すでに、これまでも数々の和菓子を担当されているので、
段取りはもう慣れたものです。
白あんのもととなる「手亡豆」。
白あんのレシピは、公式ホームページに掲載されていますので
是非、挑戦してみてください。
これは、水にひたしているところ。
手亡豆とは、白いんげん豆の一種で、豆の蔓からでるひげがなく、
手竹(てだけ)と呼ばれる竹の支柱がいらないことから、この名前があるといわれており、
手なしとも呼ばれます。粒の大きさは、普通の小豆の約2倍。
白小豆に比べ、ごく薄いピンク色で少し粘りがあり、香りも強いため、
焼き菓子や中餡や白漉し餡などに使用します。
そして、もう一つのポイント、「苺」。
白あんにあう苺ということで、ほどよい酸味のある「さちのか」を使います。
おうちでは、あまりしないと思いますが、
こうして、食べ比べるとやはり苺の味がそれぞれに特徴があります。
生地は、簡単。電子レンジを使って混ぜるだけ。
あとは、包む作業が意外と難しい。
まず、生地で包む前に、苺を先に餡で包んでおきます。
そして、苺の先の方を餡で覆っておく。こうすれば、生地で包んだときに
苺がつぶれてべちゃべちゃしなくてすみます。これ、ポイントですよ。
やさしく包んでくださいね。
小龍包を作ったことがある(笑)という瀬戸さん
同じような感じだねと、つまみながら生地を閉じていきます。
あとは、丁寧にかたちを整えたらできあがり。
淡いピンクがきれいですね。
手のひらサイズで、美味しく召し上がれ。
"ねーちゃん"ことグレーテルも満足してくれたでしょうか。
フードスタイリストの方と、金澤先生で
出来上がりのカメラ写りもチェックです。
細かい部分にまで気を配ります。
ほら、断面もきれい~。
今年度も、いろいろなお菓子を作っていきますので
「グレーテルのかまど」を、よろしくお願いします。
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『グレーテルのかまど』
毎週金曜日放送 21:30~21:55 【NHK Eテレ】
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