"グレーテル"のスタジオから【箭内道彦のゆべし】
昨日、3月13日放映の<グレーテルのかまど>ご覧になりましたか?
奇しくもあの東北大震災から6年目の2日後の放映となりました。
そして、この日のグレーテルのメッセージは、
「ふるさとのあったかさ」でした。
誰のふるさと? どんなあったかさ?
登場するのは時代の先端を走るクリエーティブ・ディレクター箭内道彦さん。
ふるさとの福島県の"ゆべし"が大好きだと言う箭内さん。自身が参加するバンドに「ゆべしス」と名付けたほど。
「・・・ある種誇りみたいな意味合いをゆべしに借りたかった」とまで箭内さんに言わせる"ゆべし"。
本日の<グレーテルのかまど>は東北のソウルスイーツとよばれるこの"ゆべし"を作っていきます。
まずは生地つくりから、モチモチだけど歯切れのよさを得るために上新粉と餅粉を混ぜます。
"ゆべし"の独特の味わいに欠かせない醤油も混ぜますが、その時に米飴(=麦芽糖)も加えると
コクが出て味わいがアップします。
次にこの生地を蒸します(約20分)
蒸しあがったら、次はくるみを混ぜ込みます。くるみ入りの"ゆべし"が東北では
一番ポピュラーなんです。
くるみが全体に混ざったら、餡を詰めていきます。
今回の"ゆべし"は星の形、五角形にします。
お箸を使って形を整えていきますが、簡単ではないですよ。
まずは本日のレシピ指導をしてくれた金澤先生の手元を集中してジッと見るヘンゼル。
その後、練習を一切せずに見事に五角形の"ゆべし"を作りあげました。
これには金澤先生も感嘆。
この五角形の"ゆべし"を1分間蒸します。そうするとツヤがよくなって弾力も増すのです。
「ひと手間」、これ美味しさをアップさせる魔法の言葉ですよ。
自分のできることで今もふるさと福島の人たちを元気づけている箭内さん。
「無理やり出す元気じゃなくて、じわっーと体の中があったくなって少しずつ笑顔になって行く。
少しずつの元気って必要だなって思う。美味しいお菓子、楽しい音楽が作ってくれるんだろうなと思います。
だから<グレーテルのかまど>を観ると癒されるのかも知れませんね。
月曜日の夜は、グレーテルのかまどをお楽しみに!
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『グレーテルのかまど』
毎週月曜日放送 22:00~22:25 【NHK Eテレ】
再放送毎週水曜日 10:25~10:50【NHK Eテレ】
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