"グレーテル"のスタジオから【マリー・アントワネットのクグロフ】
昨日の<グレーテルのかまど>いかがでした?
今回、グレーテルのメッセージは「姫の本心」。
登場するのは、ウィーンのハプスブルグ家の出身でルイ16世のお妃となり、ヴェルサイユ宮殿で華々しい生活を送り、
フランス革命の露と消えた悲劇の女王マリー・アントワネット。
革命時には押し寄せる群衆に「パンがなければお菓子を食べればいい」と言ったとか、言わなかったとか。
このマリー・アントワネットが愛したお菓子がクグロフ。
独特の型で焼くこのクグロフ。ウィーンの家庭にはこの"クグロフ型"があると言われています。
また、このクグロフはフランスの北東部アルザス地方の伝統菓子としても有名で、
この地方では朝食にこのクグロフを食べる光景がカフェや家庭で目にすることができます。
こんなクグロフの作成は、まず中に詰めるドライフルーツを洗う事から始めます。
これは乾燥したフルーツが生地の水分を吸ってしまわないようにするためです。
次に生地をつくります。強力粉、脱脂粉乳、グラニュー糖、塩、そして卵黄を混ぜます。
「練って、練って、ひたすら練って!」がオキテ。
たくさん練ることでふわふわな生地ができあがりますが、この作業なかなか大変!
少しだけレシピ指導の中濱先生に助けていただきました。
生地の発酵が終われば200℃で約35分間焼きます。
一般的にクグロフは地味なお菓子ですが、今日はマリー・アントワネットですからチョコレートを使って少しおめかししてみます。
その上にドライフルーツを宝石のように飾りつけていきます。
ヘンゼルのセンスが問われる作業ですね。
マリー・アントワネットはベルサイユ宮殿で思いでのつまったこの素朴なお菓子を食べながら
故郷のウィーンを思い起こしていたのでしょうか。
たった37歳の生涯。あまりにもはかないものでした。
【お知らせ】15代ヘンゼルこと瀬戸康史さんが、TV東京 ドラマ特別企画
大沢在昌サスペンス「冬芽の人」に出演されます。ぜひ、ご覧ください。
放映日時:2017年4月5日(水) 21:00~23:08
放映局 :TV東京系列
公式HP:http://www.tv-tokyo.co.jp/touga/
月曜日の夜は、グレーテルのかまどをお楽しみに!
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『グレーテルのかまど』
毎週月曜日放送 22:00~22:25 【NHK Eテレ】
再放送毎週水曜日 10:25~10:50【NHK Eテレ】
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番組公式HPはコチラ:http://www4.nhk.or.jp/kamado/