毎日新聞「美食地質学」 第11講 四国海盆の恵み ウナギ
2024年2月6日(火)刊行の『毎日新聞・夕刊』に、「美食地質学」が掲載されました。
「美食地質学」は、食通のマグマ学者・巽好幸先生(ジオリブ研究所所長)と、辻調理師専門学校の教員が、地質学と美食の関係をテーマに、それにまつわるお料理とお酒を楽しみながら対談をおこない、理解を深めていくという企画です。
今回の対談担当は、辻調理師専門学校の日本料理・安場昌子先生です。
第11講のテーマは「四国海盆の恵み ウナギ」。
高知県の四万十川流域の養殖ウナギをテーマ食材として、四国海盆の拡大による大変動と、ウナギたちの古里について考えてみました。
元気がよすぎて、なかなか落ち着いて写真を撮らせてくれなかった四万十のウナギ
>毎日新聞「美食地質学」第11講 四国海盆の恵み ウナギ
https://mainichi.jp/articles/20240206/dde/012/070/005000c(閲覧には会員登録が必要です)
こちらは巽先生と安場先生の対談の様子。
なんだかいつもと趣向が異なりますね。
それもそのはず。「美食地質学」では初めての、中国料理の登場だからです。使用した部屋も、中国料理の教室でした。
日本料理班の安場先生にとっては、同じ辻調内なのに「慣れないなぁ~」とのこと笑
The火の料理
調理を担当したのは、中国料理の中島圭佑先生です。
中国の北方・南方・東方・西方の料理を計4種仕上げてくれました。
サブをつとめたのは、掃部梓先生です。ありがとうございます。
お料理はこのようなラインナップでした。
北方の料理「塩爆鰻魚絲(イエン パオ マン ユィ スー)」(ウナギの強火炒め)
南方の「梅子鱔魚湯(メイ ヅ シャン ユィ タン)」(鰻のスープ 潮州風)
東方の「紅焼河鰻(ホン シャオ ホー マン)」(鰻の醤油煮込み)
最後は西方の「剁椒蒸鰻魚(ドゥオ ヂヤオ チョン マン ユィ)」(ウナギの発酵唐辛子蒸し)
今回のお酒は、愛媛県西条市「石鎚酒造」の「石鎚 純米 土用酒(季節限定)」。
ウナギを美味しく食べる、をコンセプトにしたお酒だそう。
その狙い通り、ウナギのコッテリした甘い脂をスッと流してくれる食中酒でした。
本来は夏の商品とのことなので、季節がくれば、またいただきたいですね。石鎚酒造さん、ありがとうございました!
次回の掲載は、毎日新聞夕刊3月4日発行を予定しています。
どうぞお楽しみに。