『落語食堂 らくしょく』開店!(57日目)
毎日新聞夕刊(関西版)3/7(火)号に掲載されている『落語食堂』
さて、落語食堂<らくしょく>開店です!
今回の落語は、「住吉駕籠」。
住吉街道で、客待ちをしている雲助が2人。
なかなか、客がつかまらない。
というのも、1人が新米でトンチンカン。
客が捕まったと思ったら、すぐそこの茶店の主人。
次々いろいろな客がやって来るが・・・
今回、落語の世界観を表現してくれたのは、日本料理・安場昌子先生。
安場先生が担当する落語食堂で、食べ物が出てきたのは
初登場の「千両みかん」以来だとか!
素直にそのまま料理を表現するか、やっぱりひねるか悩んだそう。
吉坊さん「展開が分かりやすいので、初めて落語を聞く人にもいいですね。」
さて、本日のお酒です。「住吉」
山形のお酒です。名前がバッチリですね。
安場先生曰く、本当はぬる燗でだそうと思ったそうですが熱燗になりました 笑
お味は?
吉坊さん、いい笑顔ですね~。
1品目です。「海老の鬼殻焼き」「烏賊の雲丹焼き」「玉子焼き」
吉坊さん「鬼殻焼きって?」
安場先生「背開きにして焼いています。伊勢海老が多いですね。
頭と殻ごと食べられますよ。」
吉坊さん「どこから食べようかな。刺さりそう~笑。」
安場先生「せんべいのような感じですよ。カツオの内臓の酒盗につけています。
烏賊は黄身焼きもいいかなと思ったんですが、中村先生が1月にしていたので
雲丹焼きにしました 笑。」
玉子焼きは、砂糖を入れてしっとり感を出しています。
吉坊さん「酒飲みがもって帰るくらいですしね。」
安場先生「酔っぱらって、同じことを3回繰り返しているのが面白かった。」
吉坊さん「お客さんが飽きないように、実はいい方を変えているんです。
2回目は1回目より短く、などね。
リズムが大事です。
それこそ、茶店はすぐそばにある設定ですが、言われるまでは
分からない。こんなことができるのは、落語だけですね。」
確かに!だからこそ、次の展開にワクワクしてしまいます。
2品目です。「蟹雲龍焼き」
安場先生「雲竜焼きと命名しました。」
「お相撲さんが土俵入りの雲竜型×カニ8本×蜘蛛8本、雲みたいな形で
かけてみました。」
吉坊さん「うまくかけたことを言ってますね 笑。」
見た目はスフレのようです。
吉坊さん「魚の香りがすごい!!おいしい!!」
魚の油で、器のもくっつかないようになっています。
雲龍焼きは、膨らみすぎたり、割れたり、試行錯誤した安場先生。
吉坊さん「しっかり詰まっているから食べ応えがありますね。
なかなか、なくならない。お酒はなくなりますけど 笑。」
ということで、今回の落語食堂はここまで。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
次回の落語食堂もどうぞお楽しみに。
くわしいレシピはこちらです。