『落語食堂 らくしょく』開店!(62日目)
毎日新聞夕刊(関西版)8/1(火)号に掲載されている『落語食堂』。
さて、らくしょくスタートです!
今回の担当は日本料理 服部勝人先生。初登場です。
落語は「悋気の独楽」。女性の嫉妬を描いた噺。
主人が外出したまま家に帰ってこない。
妻は、妾のところに行っているのではないかと疑う。丁稚の定吉がお供していると聞き、
問いただしたところ・・・
桂吉坊さん×服部先生、対談開始です。
服部先生「実は最初、"悋気(りんき)"が読めなかった 苦笑。」
吉坊さん「僕らも平仮名で書いたりしますねぇ。中々読みづらいかも。」
「悋気の独楽」は今の常識だったらどうだろうと言いつつも、みんな分かりやすいキャラクターなので、
好きな噺でやりたいです、と吉坊さん。
実は、高校のころにテレビで落語を見てからはよく聞いている服部先生。
服部先生「おもしろかった。最後の独楽回しのところ。うまい具合に解釈しはるなぁと。」
吉坊さん「想像しやすいですね。」
本日のお酒は、「独楽蔵(こまぐら)」。まさにタイトルから選らんだものですね。
服部先生が、九州に行った際に知ったのだそう。
それでは、1品目です。「焼き餅と鶏肉のすっぽん煮」。
夏のお餅。焼き餅。ヤキモチ。
器は涼しげで、盛り付け前はこんな風にお水に・・・
と思いきや実は少しずつお湯を足して温めています!見た目とのギャップも楽しんでほしい、ということで。
すっぽん煮は日本酒をたっぷり使った煮物です。
吉坊さん「おいしい!こういうお餅の食べ方は初めてです。」
服部先生「和菓子だとお餅を夏でも食べますね。焼いて煮るとおいしいですよ。」
お餅が伸びる、伸びる・・汗
2品目です。「魚素麺と管牛蒡の椀物」。
素麺は引き筒を使って。
牛蒡は芯の部分がくり抜かれています。
吉坊さんもチャレンジ。
↑最初はやや苦戦する吉坊さん。
吉坊さん「きれいにとれた!嬉」
服部先生「僕が学生時代からある料理法で、風味がよく出るんです。」
↑決め顔の吉坊さん。
元々日本酒は苦手でしたが、今では800種類の日本酒を飲んできた服部先生。
「お店で働いていた時に、勧められて飲んだらおいしかったんです。」
嫌いだと思っていても、おいしさに気付くことがありますね。
ここから、二人は好き嫌いがあるのは悪いことじゃない、
むしろいいこと?!と話が盛り上がりました。
詳しくは、ぜひ本紙で^^
今回の落語食堂はここまで。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
詳しいレシピはこちらです。
次回の落語食堂もどうぞお楽しみに!