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『落語食堂 らくしょく』開店!(66日目)

新聞
落語食堂

2017.12.05

毎日新聞夕刊(関西版)12/5(火)号に掲載されている『落語食堂』。
さて、「らくしょく」スタート!



今回の落語は「掛け取り」

昔は買い物をすればツケ払いが当たり前で、年末の大晦日に払う習慣がありました。
取り立てから逃げるために、あれやこれやと逃げ文句を企てた男。
うまく行ったと思ったが・・・



今回は、日本料理 太田好成先生が登場。



噺家さんによって、男の言い訳が変わってしまう「掛け取り」。
太田先生は桂米朝さんを聞いたそうで。






太田先生「おもしろくて、何回も聞きました。」
そこから、料理の説明を始めますが、ついつい思い出し笑いをしてしまう先生。



お酒は「金明」。今回はお金が出てくるので、このお酒を。



お金が明るく、縁起がいいように、という思いもあるそうです。



料理は彩り豊かな八寸

写真中央より時計回りにレシピを紹介します。
鰈の小袖寿司 ふくらみ溜まり、近江赤こんにゃく田楽、めばるの茶天ぷら、
鱚と金時草のお浸し 金胡麻のせ、狭腰南蛮漬け。

男の言葉尻やダジャレをふんだんに料理で表現。落語食堂を担当してから、絶対に「小袖寿司」は出したいと思っていた太田先生。
たまり醤油ベースの酢ゼリーと金箔は借金がたまりに膨らんだ様子を表現。







カメラ目線で。



吉坊さん「いろいろと味が変わっておいしい。最後に生姜の風味が残るのがまたいいですね。」

太田先生「落語食堂を担当して何度か落語を聞いていくうちに、ひねりなど表現が分かるようになってきました。
何回も聞いていると、とても楽しいです。」
吉坊さん「常に同じ質のものを出し続けながらも、毎回新しい気付きがあるとうれしいですよね。
変に表現しすぎず。スタンダードなネタほど難しい。」
太田先生「料理にも通じるものがあります。」



ちなみに、対談中に今回の掲載が12月ということで「おせち料理」の話に。
吉坊さん「おせち料理の準備は進めているんですか?」
太田先生「もちろんです。僕は毎月旬の食材を仕込んで冷凍保存しています。
ほぼ一年中おせち料理の準備をしているかも。」
そんなに?!という吉坊さんに「ほぼ趣味ですね 笑。」と太田先生。
年の瀬を感じる二人の会話なのでした。



今回の落語食堂はここまで!最後まで読んでくださり、ありがとうございました。


◆くわしいレシピはこちら