ライバル「バベルの塔」登場!
「ちょんまげぷりん」日記 第10話
映画のなかで、木島安兵衛さん・友也君が参加することになる「手作り・お父さんのケーキコンテスト」。
そのコンテストで、錦戸亮さん演じる木島安兵衛さん・鈴木福ちゃん演じる友也君チームが作ることになる「城」に対抗する強力なライバルが2組、登場します。
中村監督と、撮影現場でなにやら話込んでいるのは、チーム「バベルの塔」の小野達也先生。
この小野先生率いる、エコール 辻 東京の「バベルの塔」チームが活躍しました。
いわば、「かたき役」です。
「バベルの塔」。お城じゃなくて「塔」じゃん、という突っ込みもあるでしょうが、まあ、城でもあるということで。
この「バベルの塔」。今回は、モルト細工で作られることになりました。
(ちなみにモルト細工については、「エコール 辻 東京」のブログに紹介されているので、参考にどうぞ。)
↓
http://tsujicho.com/ecole_tokyo/archives/151
これが、モルト生地で作ったあとにできあがった「部材」。
ひとつずつのパートを焼き上げた後、ひとつずつ、気の遠くなるような作業で組み上げていきます。
「バベルの塔」は、皆さんご存知のように、旧約聖書「創世記」に登場する塔。古代メソポタミアの中心都市・バビロンにあったといわれた塔です。
天に届くように設計され、どんどん、高く作っていきったけれども、最後には崩壊してしまう運命にある不吉な建物でもあります。
それを、モルト生地で作る。
「モルト=死」を意味するこの生地で、まさに、この不吉な運命を持つ塔を禍々しく表現するのにうってつけのお菓子。
実際の作業は、堅実に、それは、それは、気の遠くなるような作業の連続。
連日、スタッフともミーティングを繰り返して。
お菓子でできたこの「バベルの塔」は、実は、とっても堅牢なのです。せっせと、作っているのは、同じくチーム「バベルの塔」の韮澤俊先生・野口みのり先生のふたり。
黙々と。あくまでも、黙々と作業はつづくのでした。
この「バベルの塔」。映画のなかでは、どんなふうに登場するのか、楽しみですね!
また、劇中で、この暗~いお城を造る、暗~い親子を演じるのも、エコール 辻 東京の橋本素明先生と制作も担当した野口みのり先生。
暗い親子の演技にも、どうぞ、ご注目を!