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第13回製菓衛生師養成施設技術コンクール決勝大会参加選手の「作品おひろめ会」開催

辻製菓専門学校

2021.02.22

全国の製菓学校の学生たちが日頃の修練の成果を発表する「製菓衛生師養成施設技術コンクール」。13回大会となる本年度は、すでに予選審査が行われ、決勝進出の結果を受けた代表選手たちが準備を行ってきました。しかしながら、新型コロナウイルスの感染拡大の状況を受けて決勝大会が中止となったため、その代わりとして、2月19日(金)に、辻製菓専門学校内で「作品おひろめ会」を開催し、作品の発表と、講評および労いの場としました。

※味見審査会場は十分な距離をとった上でおこなっています。また試食時間と、写真を撮るごく短時間だけ、細心の注意を払ってマスクを外しましたのでご了承ください。

代表選手4名は以下の通りです。

●洋菓子部門 代表●
蜷川 晴太[ニナガワ セイタ]さん (製菓技術マネジメント学科2年生)
三鬼 愛裕[ミキ アユ]さん (製菓衛生師本科1年生)

●和菓子部門 代表●
西水 レナ[ニシミズ レナ]さん (製菓技術マネジメント学科2年生)
古賀 敦美[コガ アツミ]さん (製菓技術マネジメント学科2年生)

本来の大会では、洋菓子部門・和菓子部門のそれぞれで、「規定課題」と、味見審査を含む「自由課題」で競います。おひろめ会では、学生による規定課題作品と自由課題作品の掲示、および解説がおこなわれるとともに、大会に挑んだきっかけや気持ち、苦労や壁、成長の実感、将来への展望などが語られ、非常に胸を打つ発表となりました。

蜷川 晴太さん (製菓技術マネジメント学科2年生)

自由課題「Énergique ~情熱的に、したたかに~」
作品コンセプト:太陽の果実と、ハーブ、スパイスのマリアージュ。

三鬼 愛裕さん (製菓衛生師本科1年生)

自由課題「真夜中のオレンジムーン ~希望の月~」
作品コンセプト:真夜中をイメージしたブラックベースに、真っ赤なブラッドオレンジで光輝く月をイメージ。ワンポイントに、ミントの爽やかさをプラスしました。


西水 レナさん (製菓技術マネジメント学科2年生)

自由課題「梅小町」
作品コンセプト:"良い取り合わせ"や"仲の良い間柄"のたとえとして使われる「梅に鶯」という言葉のように、鶯が梅の香りに誘われてやってくる様子や、梅の花に囲まれる姿はまるで看板娘のようであると感じ、鶯の名前を梅小町とし、菓銘としました。


古賀 敦美さん (製菓技術マネジメント学科2年生)

自由課題「栗駒の錦」
作品コンセプト:東北の名峰である栗駒山の絹織物のような美しい紅葉の色づく様子を、菓銘に。様々な色に染まり織り成す紅葉を表現しました。




味見審査では、レシピ、作り方、完成イメージ、構成要素などが書かれたシートが配布され、本番さながらの審査と、講評が行われました。作品の完成度が極めて高く、本大会という場で勝負してほしかった気持ちが改めてわいてしまいましたが、このイレギュラーなシーズンを乗り越えた過程と、なにより身につけた技術力は、かけがえのないものであることは間違いありません。将来どんなすばらしい製菓職人として活躍してくれるか、とても楽しみです。当コンクールに挑んだ学生さん、そして手厚くサポートした先生たち、おつかれさまでした。


味見審査と講評の様子


おひろめ会の終わりに、校長先生と語る学生たち


学生と、製菓サポートチームの先生たち。おつかれさまでした!