「ノーベルプライズダイアログ東京 2018」にて講演
ノーベル財団と日本学術振興会主催による公開シンポジウム「Nobel Week Dialogue」。
日本では3回目となる今年は、3月11日、パシフィコ横浜にて開催されました。
テーマは、"The Future of Food"「持続可能な食の未来へ」。
歴代のノーベル賞受賞者やさまざまな分野のトップクラスの専門家、研究者たちが世界から集まり、
基調講演に続き、科学と食、文化と食、将来の食と持続的発展に向けた挑戦、食のイノベーション、
健康などをテーマに、白熱した議論が展開されました。
800名にのぼる参加者たちも加わって、食の未来をめぐる熱心な議論交換も行われました。
辻芳樹校長も、第3部の「文化と食」のパートで、日本の食文化をテーマに登壇。
日本の食文化の地理的、歴史的特性を語ったうえで、日本の食文化が本来、
持っていた持続可能性と多様性について言及。さらに、今後、持続可能な社会の実現のために料理人も求められている
「役割」が拡張していく必要がある、と訴えました。