新料理コンペティション「RED U-35」審査員長就任
「新時代の若き才能を発掘する料理コンペティション」を標榜して登場した
RED U-35(レッド・アンダー35)。
これまでのプロの料理人を対象にした技術を競うコンクールとは違い、料理の世界に「夢と野望」を抱く、
新しい世代の、新しい価値観の料理人(クリエイター)を見いだし、応援していこうというコンペティションです。
対象は35歳未満の現役料理人の皆さん。
この、まったく新しいスタイルのコンペティションの審査委員長を辻芳樹校長が務めました。
審査団には、審査委員長の辻芳樹・校長を筆頭に、落合務氏(「LA BETTOLA」オーナーシェフ)、
村田吉弘氏(「菊乃井」主人)、田村隆氏(「つきぢ田村」代表取締役)、田崎真也氏(ソムリエ)、
脇屋友詞氏(「Wakiya一笑美茶樓」オーナーシェフ)、門上武司氏(フードコラムニスト)、
犬養裕美子氏(レストランジャーナリスト)、太田進氏(オータパブリケイションズ代表取締役社長)、
そして長野博氏(V6)の皆さん。
またこのコンペティションの総合プロデューサーとして、放送作家の小山薫堂氏も参加。
この審査団で、国内外451名もの応募者を対象に、約半年間にわたって、3段階の審査を重ね、
11月4日に最終選考に残った6名による料理の実技審査と、面談形式による審査会が行われました。
最終選考まで勝ち残った6名は次の皆さんでした。
小岸明寛「ミシェル・ブラス トーヤ ジャポン」(北海道)料理人
中原勢太「ENOTECA L'OPERETTA」(シンガポール)料理長
関谷健一朗「L'ATELIER de Joël Robuchon」(東京)料理長
杉本敬三「レストラン ラ・フィネス」(東京)オーナーシェフ
平賀大輔「Wakiya 迎賓茶樓」(東京都)料理人
安發伸太郎「Hotel Le Bristol Paris」(フランス)役職付き料理人
通常のコンテスト同様に決められた時間内に、それぞれオリジナルの料理技術を競って採点する。
それに加えて、このコンペティションの特徴である、面談形式の審査によって、各人の将来の夢、
料理業界に対するビジョン、その夢の実現性などを選考対象に審査団で採決しました。
審査では、喧々囂々の議論が続いた末に、グランプリの「レッドエッグ」に
「レストラン ラ・フィネス」(東京)オーナーシェフの杉本敬三さんが選ばれました。
杉本さんには、これまでの料理人の型にはまらない可能性を感じました。
自分の確固たるスタイルを確立していることと、勉強し続けようという強い意志を感じました。
準グランプリには、小岸明寛さん(「ミシェル・ブラス トーヤ ジャポン」料理人)と、
パリで活躍している安發伸太郎(「Hotel Le Bristol Paris」役職付き料理人)さんの
二人が選ばれました。
なお、グランプリの杉本さん、準グランプリの小岸さんのお二人は辻調グループの卒業生でした。
今回、ファイナルに残った皆さん、そしてこのRED U-35 に応募してくれたすべての皆さんに
ねぎらいの言葉を贈りたいと思います。
皆さんの料理に対する熱い思いが、この業界の未来を築きあげるエネルギーになっていくと思います。
引き続き、皆さんの活躍を、じっくりと見守っていきたいと思います。
RED U-35 公式サイト http://www.redu35.jp/