お菓子づくりの難しいところは、ひとくちに「泡立てる」「混ぜる」といっても、「どの状態まで泡立てればよいのか」、「どのように混ぜればよいのか」など、レシピだけではわかりにくいこと。本書は、通常のレシピ本ではなく、基本の生地づくりやお菓子の仕上げについて、どうすればおいしくて、見た目にもきれいなお菓子が作れるのかを徹底的に考える本です。
ケーキ生地、タルト生地、パイ生地、シュー生地＆クッキー生地、チョコレート、クリーム＆メレンゲ、デコレーションの7つの章で構成。まず、お菓子づくりの工程を細かく分析してよくある失敗を選び出し、理想の状態と失敗した状態をビジュアル化。その失敗の原因と解決方法を詳しく解説しました。作ったお菓子がなんだかおいしくない、どうも見た目が悪い。でもどこが悪かったのか解らない。そんなときに、ひと目で自分の失敗が分かり、その解決方法が見つかります。

菓子制作スタッフ　岡部由香、根岸望美、土口健
辻静雄料理教育研究所担当　小阪ひろみ