TOKYO

辻調理師専門学校 東京

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和菓子実習に潜入!!

製菓応用技術マネジメント学科
製菓衛生師本科

2024.06.24

6月に入り、東京も気温が上がり夏日を感じる日も多くなってきました。
4月には桜が咲いていた木も、今は緑が生い茂り、心地よさを与えてくれています。
学生たちも学校生活には慣れてきたのでしょうか??

日本の季節の移ろいを感じる「和菓子」の実習に密着です。
今回は、製菓応用技術マネジメント学科と、製菓衛生師本科のクラスです。
本日実習で作成するお菓子は、
「吹雪饅頭」と、「きんとん」の2種類です。

実習室に入ると、和気あいあいと実習を行っている様子がうかがえました。
実習をしていると、知らず知らずのうちにコミュニケーションを取る機会も多く、
「自然と友達ができた!!」と言っている学生の声も多く聞きます。


入学して約2カ月半、クラスメイトとも仲が深まり、お互いのことをよく理解しはじめました。
実習では、技術を学ぶだけではなく、グループで物事を進めていく上でのコミュニケーション力も学んでいきます。

本日の製品の「吹雪饅頭」は、生地を薄く包み、蒸し上がりに餡が所々、透けて見える状態を吹雪に見立ています。
山の芋が入った生地で、食べたときに「ふわっと」した触感を感じられます。

和菓子の基本といえば「餡」!!
「吹雪饅頭」につかう小豆粒餡も、自分たちで炊いています。

もう一品の「きんとん」は、白あんをベースにした生地に草色を加えて、今の季節を感じる色合いにしています。
また、ゆずジャムをも加えて、さわやかな風味をプラスしています。
きんとん生地を、箸で餡玉につける作業が、とっても難しく、多くの学生が手こずっていました。
製菓理論で習ったように、強く押し付けないように、ふんわりとバランスをみながらつけますが、
なかなか先生のように上手にできません。


実習担当の先生に声をかけ、もう一度レクチャーを受け、
どこができていないのか?どこが上手にできているのか?などと、話をしながら、
実習を進めている様子も伺うことができました。

実習後半には、「吹雪饅頭」が蒸し上がってきました。
自分の製品がどのように蒸しあっがてきているのか楽しみで、蒸し上がりには、多くの学生が集合していました。



そして、作って終わりではなく、製品が完成したら、きれいに包装をして、持ち帰りの準備をします。
包装の作業も、お菓子作りでは大切な作業のひとつです。

入学当初は、白衣の着方や計量からスタートしましたが、
今ではこのように2種類の製品を作れるようになりました。
今後も、クラスメイトで切磋琢磨して成長し続けてほしいです。

~プロフィール~
辻調理師専門学校 東京
洋菓子担当
小島はづき

フランス菓子の誕生秘話や、その土地の文化を知ることが好きです。
訪れた場所のマグネットを集めていて、冷蔵庫はマグネットで溢れています。